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2007年9月 3日 (月)

イラク駐留イギリス軍、10月にバスラから撤退開始

英サンデータイムズ紙の9月2日付け報道によれば、イラク南部バスラに駐留するイギリス軍が、早ければ10月にもイラク陸軍へ治安権限を移譲する計画を立てており、イギリス軍が「慌てて逃げ出げだそうとしている(cut and run)」という米国政府側の見方がさらに強まるのは不可避との見通しが示されている。

バスラでの治安権限委譲が計画どおり可能となれば、イラク駐留イギリス軍兵士5,500人のほとんどがイラクを離れることになり、イラク駐留イギリス軍の年内完全撤退が現実味を帯びてきたことになる。

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2007年7月29日 (日)

米軍のイラク・アフガニスタン帰還兵、5万2,375人がPTSD

米退役軍人局の最新報告によると、イラクとアフガニスタンから帰還した米軍兵士のうち5万2375人がPTSDとして診断されたが、戦傷年金を支給されたのはわずか1万9,015人で、退役軍人向け医療制度のさらなる拡大が求められているとのこと。(source:サロン誌、退役軍事局公文書

7月 29, 2007 イラク戦争 | | トラックバック (0)

英陸軍で2004年以来兵士の脱走事件が9,000件以上発生

英日刊紙ヘラルドの報道によると、イギリス陸軍では2004年以来9000人以上が脱走し、現在も1,100人以上が逃亡中であることが明らかにされている。

現在のアフガニスタン・イラクでの任務増加が脱走兵増加の原因であるという見方を英国防大臣は否定しているが、2007年に入り6ヶ月間ですでにおよそ1,300件の脱走兵事件が発生していることは認めている。

ヘラルド紙の調査によると、2004年以来軍を脱走した英兵士の人数は9,350人で、英陸軍兵士総数(予備役含め9万8,000人)の10%近くを占めている。

米陸軍では、イラク戦争開戦以来7,000人以上の兵士が軍を脱走していると見られている。

イギリスでは、7月初旬に英陸軍参謀総長のリチャード・ダナット卿が、英軍のイラク駐留により国防体制が悪化しており、英陸軍が崩壊しかねない、と政府側に警告している。ダナット卿は上級将校たちに対し、イラク、アフガニスタンの部隊を補強するほどの戦力が残っておらず、これ以上不足の事態が発生した際には対応できないと通達している。

また、ヘラルド紙の調査によると、英空軍の輸送機のうち1/3が40年以上使用されていて故障が耐えないなど、英軍全体の装備の老朽化も問題になりつつあるという。

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2007年7月13日 (金)

イラク駐留米軍、1年で429人の市民を検問所で誤射:公式記録で発覚

イラク駐留米軍は、検問所やパトロール中車列付近で、過去12ヶ月に一般イラク市民429人を誤射し、死傷させている事実が、米軍内部の統計資料で明らかになった。(source:米マクラッチー紙2007年7月11日付報道

駐留米軍によるイラク市民犠牲者数に関する公式統計が明らかになったのは今回が初めてであり、一般市民の保護任務を充分に果たせていない米駐留軍の現実を表している。

記録によれば、今回明らかになった死傷者数は、検問所に近づきすぎたか、検問所に急接近した市民に対し米軍兵が発砲した事件の犠牲者を示しているという。

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2007年7月 9日 (月)

NYタイムズ紙が社説で初めてイラク撤退を主張

ニューヨークタイムズ紙は7月8日日曜版社説で、同社としては初めて公的にイラクからの撤退を呼びかけている。『故郷への道』というタイトルが付いた同社説の最初の一文はこう始まっている:「合衆国がイラクから撤退する時期が来た。秩序ある撤退に必要とされる以上に遅れるべきでない。」

タイムズ紙はさらにブッシュ政権を強い言葉で攻撃している。「ブッシュ大統領とチェイニー副大統領はデマゴギーと恐怖を操り、戦争を終わらせようというアメリカ国民の要求を抑え付けている。撤退は流血と混沌を招き、テロリストを勢いづかせることになると彼らは言う。実際には、すでにそうした事態になっている-この不必要な侵攻と無能な戦争手腕の結果である。」

米世論では過半数がイラク撤退を支持しているが、紙面でイラク撤退を主張する新聞社は、これまでロスアンゼルス・タイムズ紙などごく一部に過ぎなかった。

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2007年7月 6日 (金)

「イラク駐留は資源確保のために必要」オーストラリア国防大臣が説明

オーストラリア防衛大臣を務めるブレンダン・ネルソンが、ABC放送のインタビューでイラク駐留継続の理由について問われ、「中東地区における資源確保のために必要」と発言し、ハワード首相が慌てて防衛大臣の発言を否定する事態となり、オーストラリア政界で波紋が拡大している。AFP通信の報道

「世界各国にとってはもちろんのこと、オーストラリアの国益確保のためにも、資源確保は重要なのです。」インタビューの中で、ネルソン防衛大臣は言っている。「イラクだけでなく、中東地域全体が、資源供給元として、特に石油供給元として、世界各国にとって重要な地域なのです。」「イラクから早期に撤退するとなれば、どんな事態になるのかを、オーストラリア国民は考えるべきです。」

防衛大臣の発言がもたらす批判を抑えるため、同日に行われたラジオインタビューでハワード首相はただちに嫌疑を否定し、「我が国がイラクに駐留する理由は石油ではなく、参戦した理由も石油ではないし、駐留継続の理由も石油ではない。」と説明した。また、サンデーヘラルド紙が先日スクープしたイラク駐留オーストラリア軍撤退計画の存在についてもあらためて否定している。

一方、イラクからの早期撤退を唱える野党・労働党は、防衛大臣と首相の発言の矛盾を批判し、与党への攻撃姿勢を強めている。今年末に予定されているオーストラリア総選挙で、イラク戦争問題は最重要の争点となっており、オーストラリア国内では野党側有利の観測が拡大している。

7月 6, 2007 イラク戦争, オーストラリア | | トラックバック (0)

2007年7月 1日 (日)

イラク駐留オーストラリア軍、2008年2月から撤退開始か?

オーストラリア・サンデー・テレグラフ紙のスクープ記事によれば、ジョン・ハワード首相は密かにイラク駐留軍撤退計画を練っており、来年2月から撤退を開始する意向であるという。

オーストラリア政府上層部の高官がテレグラフ紙に明かしたところでは、ハワード首相側のイラク撤退計画は政府閣僚の安全保障会議上に提示されておらず、米ブッシュ政権にもまだ伝えられていない機密事項であるという。また同高官の話によれば、ハワード首相側は、米政府議会が今年9月中旬に予定しているイラク駐留米軍戦況報告の結果と、イギリスの新首相ゴードン・ブラウンの意向を鑑みてから撤退計画の詳細を決定するという。

7月 1, 2007 イラク戦争, オーストラリア | | トラックバック (0)

2007年2月23日 (金)

撤退か駐留継続か-イラク駐留各国軍の今後

英インディペンデント紙の報道によれば、イギリス、デンマークに続いて、イラクに兵士を派遣している各国も続々と撤退計画を話し始めている。

デンマーク軍撤退を受けて、同じエリアに53人を駐留させるリトアニアも、撤退について検討を開始したという。

イギリス軍の指揮下で活動しているルーマニア軍も、近日中に撤退スケジュールについて決定を迫られるとみられているが、ルーマニアのトライアン・バセスク大統領は「早期の撤退はイラク国内の混乱を増す」として国内からの撤退要求に反論している。

イラクに900人の兵士を駐留させているポーランドは、すでに年内撤退を発表済だ。韓国はイラク北部に兵士2,300人を駐留させているが、4月までに半数を撤退させる予定で、韓国議会はさらに年内で完全撤退を完了させるよう要求している。

一方で1400人の兵士を駐留させているオーストラリアは駐留を継続する予定であるといい、155人の兵士の駐留期限が3月末に迫るブルガリアは、議会の投票により駐留期限の延長を決定しているとのこと。

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2007年2月22日 (木)

イラク駐留デンマーク軍、8月までに撤退へ

イラク駐留デンマーク軍は、今年8月までに兵士全員をイラクから撤退させる予定であることが、デンマークのアナス・フォー・ラスムセン首相の発表で明らかになった。(source:ロイター通信

現在、およそ470人ほどのイラク駐留デンマーク軍兵士が、イラク南部において英軍の指揮下で復興活動に従事しているが、駐留軍撤退後は兵士9人で構成されるヘリ部隊を復興監督任務のために残す予定であるという。

一方でラスムセン首相は、NATO指揮下にあるアフガニスタン駐留デンマーク軍を、現在の400人体制から600人体制に増派する計画を検討中していると話している。

イラクでは現在までに6人のデンマーク軍兵士が殺害されている。

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2007年2月21日 (水)

英タイムズ:イラク駐留英軍は4月から撤退開始

英タイムズ紙の最新報道によれば、本日中(21日)にもブレア英首相はイラク駐留英軍の撤退計画について発表する予定であり、早ければ4月から順次兵士の帰国が開始されるとのこと。今のところ、これら撤退報道に関してブレア首相側は沈黙している。

具体的には、バスラに駐留する英軍兵士7,000人のうち、1,500人を夏までに撤退させる予定で、4月から順次帰国が開始され、年内に3,000人の撤退を完了する予定であるという。

また、他の英メディア報道によれば、イラク駐留英軍全部隊の撤退は2008年末までに完了される計画であるとも伝えられている。

英軍の撤退報道に対応して米ホワイトハウスの広報担当官ゴードン・ジョンドローは、20日朝にブレア首相側からブッシュ政権に対して駐留英軍の撤退案について電話で知らされていたと認めている。ホワイトハウス報道官は駐留英軍の撤退について「我々(ブッシュ政権側)は今回の件を(イラクの治安安定化)成功の証と見ている」と話している。

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2007年1月19日 (金)

最新政治ジョーク

ジェイ・レノ:「本日、ナンシー・ペロシが合衆国史上初の女性連邦下院議長になりました。ドレスを着てワシントンに登場する人物としてはJ・エドガー・フーバー以来の出来事だそうです。」
(訳注:J・エドガー・フーバーは初代FBI長官で、女装癖があったと噂されているが真相は不明)

ジェイ・レノ:「まあ、パリス・ヒルトンとかブリトニー・スピアーズの追っかけをしてる女の子達にとっては、ナンシー・ペロシは言わばお手本というわけですね。」

ジェイ・レノ:「ウォールストリートジャーナル誌のインタビューで、イラク現首相は2期目は務めるつもりがなくて、早期に退任する考えであると言ってます。本人が言うには、他にやりたいことがあるそうで・・・例えば、生き残る事とかですね。」

ジェイ・レノ:「それで兵士達は安堵しているそうです。イラク首相がもう辞めたがってる?フランス人だってそんなに早く諦めたりしなかったんだけどねえ。」

ジェイ・レノ:「最新の世論調査によれば、アイオワ州でヒラリー・クリントンは大統領候補としては4番目につけているそうです。悪くない数字ですね、だって彼女は自宅では8番目の女性になってますからね、つまりその、ビルの相手としては。」

コナン・オブライエン:「ちょっと困ったことです。ブッシュ大統領は新郵政法によって令状なしに誰の郵便物でも読む権利が大統領に与えられたと主張してるんです。もしこの法律に怒りを感じたら、妹宛てに手紙を書いとけば、ブッシュに知らせることができますよ。」

(以上source


ジェイ・レノ:「良いニュース-昨夜、ブッシュ大統領はイラクで失敗したことを認めました。悪いニュース-大統領はまた同じ失敗をする計画をたててるんです。」

ジェイ・レノ:「本日、というより昨夜、実際は今私たちが話している最中に、ブッシュ大統領は2万人分の雇用を新たに創出すると発表しました。勤務先は全部イラクです。ええっと・・・」

ジェイ・レノ:「いや、そうじゃなくて、皆さんもう聞いてるでしょう。ブッシュ大統領は、イラク駐留米軍の兵力を増強させる(surge)って言ったんです。前回「増強(surge)」って言った合衆国大統領は弾劾されたんですけどね。あれ?ああ、そうか、ありゃ「衝動(urge)」だったっけ。こりゃ失礼!」

ジェイ・レノ:「ブッシュ大統領がイラクに2万人追加派兵する理由は、大統領はそれでイラク国内の戦闘を止められると思ってるらしいんです。イラクの戦闘を止めさせる?ロージー・オドネルとドナルド・トランプの喧嘩も止められないっていうのに?!」

ジェイ・レノ:「ブッシュ大統領はさらに、軍の指揮官達は全員が大統領の計画がうまくいくと言ってるとも説明してます。つまり、うまくいかないと言う者は軍の指揮官ではいられなくなったというわけです。」

ジェイ・レノ:「テッド・ケネディは大統領を批判しています。イラクはブッシュのベトナムだ、とケネディは言うんです。こりゃ公正じゃないね。ベトナムとは全く違いますよ。ベトナムでは、ブッシュは抜け出す方法を知ってたんですから。」

デビッド・レターメン:「ブッシュはイラクにもっと兵士を派遣します。それが解決策だそうで。私が思うに、もしも大統領が今でも州兵部隊にいたとしたら、そんなことをするでしょうかねえ?」

ジェイ・レノ:「米原子力潜水艦ニューポート・ニューズが日本の石油タンカーとホルムズ海峡で接触しました。その知らせを聞いたブッシュ大統領は、即座に電話で石油の安否を尋ねました。」

ジェイ・レノ:「石油といえば、値段がずっと下がり続けてますね。今では1バレル54ドル以下だそうで。おわかり?1バレル54ドル。で、1バレル54ドル以下なのに、今朝私の車を満タンにしたらなんで62ドルもとられたんだろ?1バレルも使ってないんだけど?」

ジェイ・レノ:「これもご存知でしょうけど、今では合衆国政府は令状なしに誰の郵便も覗けるようになったんですよ。私がこのことに気づいたのは、例の郵便を受け取った時です。ほら、皆さん知ってるでしょう、“あなたも当選するかもしれません!”ってやつです。手紙の隅っこを見たら、書いてあったんです-“監査の結果、当選してませんでした。ブッシュ大統領より”」

ジェイ・レノ:「ワシントンポスト紙によると、ジョン・ケリーはホワイトハウスを目指して新たにスタッフを集めているそうです。ケリーは周りの人に、同じ失敗は繰り返さずに、今回は全部新しい失敗にするから心配要らないって言ってるんですよ。」

ジェイ・レノ:「アーノルド・シュワルツェネガー州知事は、全てのカリフォルニア住民に対して公的医療保険を提供すると言ってます。彼がこれを思いついたのは、アイダホ州でコケて足を骨折した時だそうです。HMO(民間医療保険組織)を相手にする時ほど、公的医療保険が必要と思い知らされる機会はないですもんねえ。」

(以上sourceその1、あるいはsourceその2

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2006年12月29日 (金)

サダム・フセイン、29日中に絞首刑執行か

米NBCニュースの報道によると、死刑が確定したサダム・フセインの死刑執行は、イード(ラマダン明け祭り)が始まる日曜日までに行われるとみられ、早ければ29日(金曜日)にも絞首刑が行われる見込みであるという。

サダムの弁護士を務めるバディ・アレフ氏の話によれば、死刑執行を前に、獄中のサダムは母方の兄弟二人(共に米軍により拘束中)と面会し、遺言を託したとのこと。


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2006年10月18日 (水)

イラク:『有志連合軍』戦死者3,000人を超える

米CNN放送の集計によると、イラク戦争で米英軍を中心とした『有志連合軍』の総戦死者数が10月16日時点で3,000人を超えたという。

CNN放送によれば、連合軍側の戦死者数は以下のとおり。

  • 米軍:2,759人
  • 米軍が雇った傭兵:7人
  • 英軍:119人
  • イタリア軍:32人
  • ウクライナ軍:18人
  • ポーランド軍:17人
  • ブルガリア軍:13人
  • スペイン軍:11人

上記の他に、オーストラリア軍、デンマーク軍、エストニア軍、フィジー軍、オランダ軍、ハンガリー軍、カザフスタン軍、ラトビア軍、ルーマニア軍、サルバドル軍、スロバキア軍、タイ軍で戦死者が出ているという。

チェイニー2006年10月16日

ケンタッキー州フォートキャンペル基地で4000人の兵士を前に演説するチェイニー副大統領。最近では『ホワイトハウスのベイダー卿』『ダース・チェイニー』等と呼ばれている。話す内容はほとんど妄想。

イラクの戦況としてCNNが伝えるところでは、スンニ派武装勢力が米軍に対してビデオで和平協定を申し出ており、和平の条件として米軍撤退のタイムテーブル提示と武装勢力の正式認可を挙げているという。また、スンニ派の或る武装勢力はイラク分割統治案(連邦制)を提案している。

一方、16日にケンタッキー州フォート・キャンベル基地で行われた『第101空挺師団イラク帰還歓迎会』で、チェイニー副大統領はイラクから帰還したばかりの4000人の兵士に対し以下のように演説している

「駐留軍として従軍した諸君には、簡単ではないが着実に事態が進展していることがおわかりだろう。そして、さらに前進できる自信があるはずだ。(中略)様々な交流を通じて培われた諸君の寛大さと品位、栄誉と親切心が、(イラクと米国)両国にとって大切な、強固な友好関係を築いてきたのだ。」

第101空挺師団からは、今も4,000人がイラクで任務に就いている。

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2006年8月 6日 (日)

米外交官:「イラク侵攻直前までブッシュはスンニ・シーア派間闘争について知らなかった」

The End of Iraq

前在クロアチア米大使ピーター・ガルブレイスの著作『The End of Iraq: How American Incompetence Created a War without End

先日亡くなった経済学者ジョン・ケネス・ガルブレイスの息子で、在クロアチア米大使を務めたピーター・ガルブレイス氏は新著『The End of Iraq: How American Incompetence Created a War without End』の中で、ブッシュがシーア派とスンニ派について知ったのはイラク侵攻直前だったと書いている

同著作によれば、2003年1月にホワイトハウスで、ブッシュ大統領とイラク系アメリカ人3人による会談が行われた際、3人はブッシュに対してシーア派とスンニ派の違いについて説明することに少々時間を費やしたという。説明を聞いてブッシュはこう返答したと伝えられている:

イラク人は皆イスラム教信者だと思ってましたよ!

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2006年5月27日 (土)

イタリア、6月中にイラク駐留兵士を1,100人削減

ロマノ・プロディ首相率いるイタリア新政府は、6月中にイラク駐留兵士を1,100人削減する予定であることが明らかになった。イタリア軍のイラク撤退に関して、具体的な計画が公表されたのは初めて。source:AP通信2006年5月26日付け報道

「6月に、我が国はイラク駐留軍の兵員数を、現在の2,700人から1,600人に削減する」26日午後のテレビ番組で、マッシモ・ダレーマ伊外相は語った。

イラク駐留イタリア軍兵士の大半はイラク南部ナシリヤに展開しており、地元警察の訓練、治安維持活動、復興活動に従事している。

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2006年5月23日 (火)

ブッシュとブレア、イラク駐留軍の段階的撤退を近日中に発表

ダウニングストリートメモのスクープで知られる英タイムズ紙のマイケル・スミス記者の最新記事によれば、ブッシュ大統領とブレア英首相は、イラク駐留軍の段階的撤退計画について近日中にワシントンで共同記者会見を開催し、発表する予定であるという

スミス記者はこのスクープを政府関係者からのリーク情報を元に書いているが、ブレア英首相が今週中に訪米しブッシュ大統領と会談する件について、昨日ホワイトハウス側は公式に認めた。

スミス記者は、撤退案の具体的内容として、駐留米軍は3万人、英軍はほぼ半数を今年中に撤退させることがすでに米英両国間で合意されているとのこと。

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2006年1月 8日 (日)

英将軍:「ブレアは弾劾されるべき」

「政治家たるものは説明責任を果たさねばならない。・・・私見では、ブレアは弾劾されるべきだと思う。」イギリス陸軍特殊空挺部隊(SAS)の元司令官で、ボスニア駐留英国軍の指揮官も務めたマイケル・ローズ将軍は、先週金曜日に放映された英BBC放送のテレビ・ドキュメンタリー『 Iraq: The Failure of War(イラク:戦争の過ち)』の中で、インタビューに答えて発言しているという。

ローズ将軍の発言により、英議会で2004年11月に動議されたブレア首相弾劾法案をめぐる論議が再燃するとの観測もある。The Australian紙2006年1月8日記事

マイケル・ローズ将軍は、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー『華氏911』公開時に推薦文を寄せた件でも知られている。

1月 8, 2006 イラク侵攻の口実とWMD情報の捏造, イラク戦争, ブレアのイギリス | | トラックバック (0)

2005年12月25日 (日)

米軍の空爆再開でイラク市民多数が犠牲に

イラクで台頭する武装勢力に手を焼いている米軍は、駐留兵士数削減に合わせてイラク国内での空爆を増加させているが、それがイラク市民の犠牲者をさらに増加させている。ワシントンポスト紙2005年12月24日付報道によれば、ユーフラテス川沿いの空爆により、武装ゲリラと同じくらいの一般市民が殺されているという。

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2005年12月20日 (火)

チェイニー副大統領、イラク電撃訪問で米兵から辛辣な言葉

18日にイラクを電撃訪問したチェイニー大統領は、演説後の質問コーナーで駐留米軍兵士から辛辣な言葉を次々受けている。(source:AP通信2005年12月18日付報道以下に兵士達の発言を引用:

「我々兵士の目から見ると、それほど(イラクの状況が)進展しているようには見えません。目の前しか見てないもので、進歩の具合がわからないんですかね。頂上から見るイラクの眺めはどんなものなんでしょうか?」
---ブラッドリー・ウォーレン海兵隊伍長(最初の質問者)

「副大統領殿、イラクを自立させるための一連の任務には、どんな利益があるんでしょうか?」
---R.P.ザペラ海兵隊伍長

ワシントン周辺では、政敵相手に暴言を浴びせることで有名なチェイニー副大統領だが、バグダッドにおいては、兵士達の皮肉な質問に対しても、非常に慎重に言葉を選んでいたようだ。

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2005年12月14日 (水)

ペンタゴンが追加予算要求:戦争費用、5,000億ドル超え

米国防総省は、イラク・アフガニスタン駐留への追加予算申請の準備をすすめており、911テロ以降の合衆国の戦費が来年早々にも5,000億ドル(約59兆2,993億円)を超えることが確実視されている。(source:AP通信2005年12月13日付報道

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2005年12月 9日 (金)

ラムズフェルド、来年早々に辞任?

イラク戦争の泥沼化で批判が集中するホワイトハウス周辺では、ブッシュ大統領がラムズフェルド国防長官の退任を画策しているという噂が広がっている。ニューヨークデイリーニュース紙の12月8日付記事によれば、ラムズフェルドは来年早々辞任し、後任には民主党の極右派として有名なジョセフ・リーバマン上院議員の名前が挙がっているという。同紙はまた、昨年度にホワイトハウスが、国連大使としてジョン・ボルトンを指名する以前に、リーバマン議員を推薦する計画があったことを伝えている。

リーバマン議員がブッシュ政権メンバーやいわゆるネオコン派と極めて親しいことは以前からよく知られている。例えば、リーバマンがチェイニー副大統領の妻であるリン・チェイニー夫以上のウルトラ右翼女性と共同設立した教育団体『アメリカ信託校友協議会(American Council of Trustees and Alumni :ACTA)』は、ブッシュ政権の政策に批判的な教授、学生の所属する合衆国内の大学をブラックリスト化、「反米教育をしている」と批判するレポートを出版、大学関係者から「マッカーシズムの再来」と恐れられている

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2005年12月 1日 (木)

ラムズフェルド、また言葉遊び:「反乱軍と呼ぶのはやめよう」

11月29日に行われた国防総省の公式記者会見で、ラムズフェルド国防長官はイラクで拡大する武装勢力について「私が思うに、あの連中は反乱軍(Insurgents)と呼ぶに値しない集団ではないかな。住民の支持を得て、固く結束して、筋の通った主張をする集団ならともかく、あの集団はまともな主張をしてないからね」と話し、お得意の珍説を展開。

隣に居た統合参謀本部長ピーター・ペイス将軍が「他に適切な呼び名を思いつきませんので、反乱軍(Insurgents)でよろしいのでは?」と耳打ちすると、首を傾げる記者団を前に、「『正当イラク政府の敵(Enemies of the legitimate Iraqi government)』という呼び名はどうかね?」とニッコリ。(source:AP通信2005年11月29日付記事

一方、スンニ派系有力組織であるイスラム聖職者協会所属の族長ムハマド・メヒディ・アル・スマイダイ氏は「占領者に対する抵抗(resistance)は当然であり、正当な権利だ」と主張している。(source:AFP2005年11月25日付記事

そんなわけで国防長官殿、『抵抗者(resistant)』と呼んではいかがでしょう?

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2005年11月30日 (水)

ブッシュ大統領、30日に演説で『イラク勝利への国家戦略』を発表

11月29日、テキサス州エルパソに向かう途中のエアフォースワン機上において行われた記者質問会で、ホワイトハウスのスコット・マクラレン報道官は、11月30日早朝にブッシュ大統領が『イラク勝利への国家戦略』という重要な演説を行うと発表している。発表する内容はイラク国家治安部隊の訓練状況と今後の展開に関するものと説明されているが、イラク駐留米軍の撤退スケジュールについて公式の場で初めて具体的に触れる可能性もある。

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2005年11月28日 (月)

ブルース・ウィリス、イラク戦争を大絶賛:「戦争ヒーロー映画を制作する」

イラクに関する最近のネガティブな報道に怒る俳優ブルース・ウィリスが、「自由と民主主義のためにイラクで戦う勇猛な米軍兵士を描いた戦争映画を作る」と宣言。作品内容は、イラク北部モスルで武装勢力と対峙した米軍特殊部隊ジュース・フォーを主役に据えたもので、同部隊に同行取材した元グリーンベレー隊員ブロガー記者マイケル・ヨンのブログ記事を元にしたものになるという。

ハリウッドでは珍しく保守派を自認するブルースは、熱心な共和党支持者としても有名で、過去の共和党大統領候補を立候補毎に支持表明してきた(元妻デミ・ムーアの悪口を言ったボブ・ドールは除く)。また、侵攻当時からイラク戦争支持派として積極的に活動しており、現在もオサマ・ビン・ラディン、アイマン・アル・ザワヒリ、アブ・ムサブ・アル・ザルカウィを拘束した兵士に100万ドルを進呈すると公言している。

ダイハードシリーズで不動の地位を得たブルースによれば、戦況が悪いからといってイラク撤退を支持するのはアメリカ国民として間違っているという。彼は言う:

「イラク国民は、自宅から買物に出かける時に殺される心配をする必要のない世界に住みたいと思ってるんだ。誰だってそうだろう?」
(source:The Australian2005年11月28日付記事

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2005年11月22日 (火)

ラムズフェルド:「私はイラク侵攻を推奨しなかった」

米ABC放送の政治討論番組『This Week』11月20日放送分に出演したラムズフェルド国防長官が、イラク侵攻への決断の是非を問われて、いつの間にか穏健派に転身している。番組内での当該発言を以下に引用source

ステファノポロス(番組ホスト):
「もしも大量破壊兵器が見つからないとわかっていたら、イラク侵攻を推奨しましたか?」
ラムズフェルド:
「(事実として)私はイラク侵攻を推奨しなかったよ( I didn’t advocate invasion.)」
ステファノポロス:
「推奨しなかったんですか?」
ラムズフェルド:
「問われたこともないんだ。書籍や記録を調べてみれば・・・」(以下略)

ワシントン周辺では、かつてイラク侵攻に賛成票を投じた議員達が続々と「あの時の判断は間違っていた」と謝罪をし始めている。一方でブッシュとその仲間達は、都合の悪い歴史を次々に書き換えようとしているわけであった。

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2005年11月21日 (月)

イラク駐留米軍は12月の国民選挙後から順次撤退開始

アメリカ中央軍司令官ジョン・アビザイド将軍が立案し、ラムズフェルド国防長官に渡されたイラク駐留米軍撤退計画書によれば、12月15日のイラク国民選挙実施直後から、選挙前に増員した米軍兵士2万3,000人を帰国させることを手始めに、2006年を通じてイラク駐留米軍の順次撤退を行うとされている。(source:英サンデータイムズ紙2005年11月20日付記事

ホワイトハウスや米国防総省は、今のところ公式にはイラク駐留軍撤退計画の存在について否定しているが、すでに英米各メディアが撤退案についての報道を開始している。(source:CNNブッシュ政権と与党の共和党にとっては、2006年の中間選挙(議会選挙)までに、イラクの泥沼を伝えるニュースが国内から消えて欲しいのだろう。

11月 21, 2005 イラク戦争 | | トラックバック (0)