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2003/12/28

臭い報道大賞2003(2)---トム・ブローコウ、フォックスニュース

「P.U.-Litzer Prizes for 2003(P.U.=臭い)」受賞概要の第2弾。(参照:第1弾

「イラクの自由化賞」---トム・ブローコウ(NBC)

爆撃機がイラクに向かって飛び立ったイラク戦争開戦日に、軍事情報分析家とのインタビューの最中、NBCのアンカー、トム・ブローコウはこう宣言している:「マクギン司令官、私たちがやりたくないことのひとつはイラクのインフラ破壊でしょう。なにしろ2,3日後には私たちがあの土地の所有者になるんですからね

「観れば観るほど、無知になるで賞」---フォックス・ニュース・チャンネル(FNC)

メリーランド大学の研究によると、アメリカ国内で民間テレビによってニュースを知る人の大半が、イラク戦争に関する3つの間違った情報(大量破壊兵器はイラクで発見済み/アルカイダとイラクの協力関係を示す証拠が発見されている/アメリカのイラク侵攻は全世界的に承認されている)のうち少なくともひとつを事実と誤解しているという。特にフォックスニュースチャンネル(FNC)の視聴者では誤解の傾向が強く、約80%の視聴者が上記のような誤解をしているとのこと。(Alternetの関連記事


フォックスニュースチャンネルといえば戦争翼賛報道。ビル・オライリー他ウルトラ右派出演者がウソを垂れ流し、国内問題は「全てクリントン時代の失策」と断定、ブッシュ政権の失策については一切言及しない。同社会長は米共和党の強力なサポーターで、メディア王のルパート・マードック。日本のナベツネと同じようなポジションだがその支配力は桁違いである。

この巨大な相手に単身戦いを挑んでいるのが、コメディアンのアル・フランケン氏だ。彼は最新著作「Lies: (And the Lying Liars Who Tell Them) a Fair and Balanced Look at the Right」でフォックスニュースチャンネルやその仲間達のウソを正確に批判している。書籍のタイトル中の表現「Fair and Balanced(公正且つバランスがとれている)」は同社のキャッチフレーズであり、これだけでも充分笑える皮肉だ。

同書を巡っては、刊行直前にフォックス側が商標権侵害として(“Fair and Balanced”のことである)出版差し止め訴訟を起こしたが、アル氏は圧力に屈することなく見事に反論を展開し、訴訟取り下げとなった。(Common Dreams News Centerの参照記事)無事に販売開始された同書は2003年度ベストセラー本として、ビル・オライリーの著作を大きく引き離している。(この売り上げランキングに関してオライリー氏は自分の番組でまたしてもウソをついたらしい:参照記事

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