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2004/04/02

マクレラン報道官のホンネ

大統領報道官は割りに合わない職業である。愚かな大統領の窓口になる人物は、自身も愚かな人間を演じなければならない。

ニューヨークタイムズ紙によると、威圧的で、無愛想で、福田官房長官に似た存在感のアリ・フライシャー前大統領報道官は「タイガー」で、マクレラン報道官は「テディベア」と比喩されている。実際、マクレラン報道官は、ソフトな話し振りで笑顔も多く、若い(35歳)とあって、就任当初はマスコミ業界でも評判が良かったようだ。

ニューヨーク出身でワシントンでのキャリアが長かった前任者と違い、テキサス州オースチン出身のマクレラン報道官は、テキサス州知事時代からブッシュ担当の報道官としてメディアにウソとスピンを提供している優秀な人物である。兄のドクター・マーク・マクレラン氏は米国食品医薬品局の理事であり、母親のキャロルはかつてオースティンの市長を務めていたというから、お金持ちなのだろう。おもしろいことに、マクレラン報道官の父親は「リンドン・ジョンソン副大統領がJFK暗殺の黒幕である」と主張する著作「Blood, Money & Power:How L.B.J. Killed J.F.K.」で最近有名になった弁護士、バー・マクレラン氏である。

就任当初こそ快調にマスコミを誤魔化してきたマクレラン報道官だが、「マザコンのおぼっちゃま」という育ちの良さのせいか、最近ではホワイトハウスの圧倒的なウソの量と速度に、マクレラン報道官のウソは追いついていないようにみえる。実際、「シンプル・スコティ(Simple Scottie:単純なスコット君)」と揶揄されるほど、ウソがヘタなので、報道官が記者の前に出るたびに、より一層「ホワイトハウスはウソをついている」という印象を与えてしまっている。まあ、実際そのとおりなのだが。

マクレラン報道官のホンネは、2004年3月9日のホワイトハウスブリーフィングに伺える。報道官の巧みなスピンを味わいながら以下に引用しておこう。(参照元

ラッセル・モキバー記者:
スコット、2つ質問があるんだ。最初のは、あなたの前任者のアリ・フライシャーのことだけど。(ワシントンの新聞)ロール・コール紙に記事が・・・

スコット・マクレラン報道官:
彼はいい人物だよ。彼から学んだことはたくさんある。

モキバー記者:
ええと、今週のロール・コール紙の記事で、フライシャーがコンサルティング会社をK通りに開設したということで、業務は企業向けに政府の政策窓口を案内することだそうで・・・

マクレラン:
私はまた、彼の書いたメディア関連の著作のことを質問されるかと思ったよ。

モキバー記者:
それで質問だけど、記事によれば、フライシャーは顧客企業に毎月3万ドル請求して、しかも2年契約を要求してるそうだ。思うに、あなたもここから逃げ出して数ブロック先のフライシャーの会社に稼ぎに行きたい誘惑にかられたことがあるんじゃないかと思うんだが?

マクレラン:
私がここから逃げ出したくなったことがあるかって?ラッセル、そんなこと毎日考えてるさ!(笑)でも今のところはそんな気はないよ。

そろそろ真実を語る時期かもしれませんな、スコティ。

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