カテゴリー

アクセスの多い記事

« コロラド州:シークレットサービスが、学校でボブ・ディランの反戦歌を歌った女子高生を調査 | トップページ | 「ダラスの秘密」byアリー・オサリバン »

2004/11/19

大手メディアが伝えない大統領選挙不正調査:オハイオ州の勝利者は未定になった

そろそろ日本でも騒がれていい時期だ。2004年度の合衆国大統領選挙の際、オハイオ州でブッシュはケリーに何票差で勝利したのか?あるいは、ケリーは勝っていたのか?結果はまだ判明していないのである。

13万6000票差でブッシュが勝利したとされていたオハイオ州は、現在手作業による投票の再集計を準備中である。州務長官ケネス・ブラックウェル---共和党員で熱心なブッシュ支持者---が、州法を無視しない限り、オハイオ州は、未集計の暫定投票(約15万5,000票)に加えて、電子投票で不具合が発覚した地区の票、光学票読み取り機の不具合が発覚した地区などの手作業による再集計を年内に完了しなければならない。

投票集計のトラブルはほぼ米国全土で報告されている。フロリダ、ノースカロライナ、テキサス、ニューハンプシャー、ニューメキシコ、バージニア、オレゴン、ユタ、ルイジアナ・・・、電子投票機と光学票読み取り機の投票結果は、今や全く信頼性を失っている

しかし、CNN、フォックスは言うまでもなく、タイムズ紙、ワシントンポスト紙他大手メディアは、選挙不正疑惑の打ち消しに躍起になり、次々に発覚する票集計のトラブルについては完全無視をしている(これは予測された事態である。2000年選挙の時、フロリダ州の選挙不正について、大手メディアでは唯一ワシントンポスト紙が報道したが、記事が配信されたのは選挙後6ヶ月も経過した後だった。)

とりあえず、今回は大統領選挙日以降、オハイオ州で何が起こっているかを、以下ニュースリンクと共にご紹介しよう。フロリダ州ではさらに異常な事実判明しているが、それはまた後日)

(2004/11/02)
全米大手メディア各局(ABC、 CNN、 CBS、 フォックス、NBC、AP通信)が合同でオハイオ州務長官ケネス・ブラックウェルを提訴。ブラックウェルは投票所出口から100フィート(約30メートル)以内の出口調査実施を禁止していたので、メディア各局が怒ってのことだった。
(2004/11/03)
オハイオ州内各地における投票所での有色人種への威圧行為、大量廃棄された早期投票、電子投票機の不具合に怒ったオハイオ住民数百人が、コロンバスの州ビル前でデモを行った。
(2004/11/04)
ガンナ郡でおよそ4,000票が過剰にブッシュ陣営に加算されていた件をブロガーが発見。(以降、ネット上で活躍する人々が続々と票集計エラーを発見し、再集計活動の原動力となっっている)
(2004/11/04)
地元弁護士によるオハイオ州コロンバス投票状況レポート:黒人居住区での投票待ち時間は5時間から10時間投票マシンの数は通常184人につき1台、しかし貧困地区では1000人以上につき1台設置という状況が、異常な待ち時間の原因。ヤングスタウン地区では、電子投票機でケリーを選択すると“ブッシュに投票ですね?”と表示される不具合が一日中放置。「異常な数のトラブルが発生しているのにメディアは一切無視、ケリー陣営すら事態を静観している」
(2004/11/05)
「オハイオ州でブッシュがケリーに136,483票差で勝利」というブラックウェル州務長官の発表後、ガンナ郡の投票集計ミスをCNN他大手メディアが報道。3,893票が“誤って”ブッシュ陣営の票になっていた。実は全国各地で同様の集計ミスがすでに発覚していたが、各大手メディアはこの一件を最後に報道を控えるようになる。
(2004/11/05)
オハイオ州各地で、投票集計所への接見が禁止され始める州当局者の言い訳は「FBIからテロ発生の警告を受けた。」しかし直後にFBIは警告をしていないことが判明し、益々オハイオ州に疑惑の目が向けられはじめる
(2004/11/06)
オハイオ州で暫定投票155,428票分の集計開始を発表。この時点で州側は暫定票の内10%程度を“不完全票”として除外している。暫定票の他、未集計の不在者票分を合わせると、勝利判定は微妙ではとの指摘が出始める。ロスアンゼルスタイムズ紙の取材で、スタンフォード大学の情報処理専門家デビッド・ディル氏が、「選挙で使用された電子投票機は全く信頼性がない」と説明。同氏の調査により、オハイオ州ヤングタウン郡で使われた電子投票機の集計で、マイナス2500万票と記録された不具合が報告された。(オハイオ州の集計記録時にはこの不具合は除外された)この記事が後に大きな波紋を呼ぶ。
(2004/11/08)
MSNBCのニュース記者キース・オーバマンが、大手メディアで初めてオハイオ州の不正投票疑惑をテレビで特集し、全米が騒然となる。右翼評論家が同番組とオーバマン氏を一斉批判この番組以降、オーバマンはテレビに登場しなくなる。「会社から臨時の長期有給休暇をもらった」とのことらしいが・・・
(2004/11/10)
オハイオ州で、暫定投票の集計方法をめぐり、突然ルール変更が密かに行われ大量の民主党票が無効化されるという事実が発覚。地元の元大統領候補デニス・クシニッチも事態を懸念。また、オハイオ各地域の集計発表値がきわめていい加減であることから、益々市民の怒りを買い始める。
(2004/11/10)
オハイオ州の電子投票機不具合と暫定票の違法廃棄疑惑により、各市民団体(緑の党、BlackBoxVotingのベブ・ハリス他、ハワード・ディーン軍団も協力している)が全投票の手作業による数えなおしを要求。オハイオ州当局者は数えなおしコスト(約11万ドル)を理由に要求を退けようとする。
(2004/11/11)
緑の党、リバタリアン党の各大統領候補者が共同で、オハイオ州に対し、手作業による投票の再集計を正式に要求。(大統領選挙候補者は票の数えなおしを州務長官に要求できるという、滅多に使われない法律が各州に存在することを、市民団体弁護士が発見した)集計にかかる費用をネットで献金募集開始
(2004/11/12)
カリフォルニア州ソノマ州立大学ティード・ロックウェルのレポート:「オハイオ州カヤホガ郡で93,136票が余分にカウントされている
(2004/11/12)
ジョン・ホプキンス大学コンピューターサイエンス教授アヴィ・ルービン氏の談話:「ディーボールド社の電子投票機プログラム(47,609行コード)には1997年以来のバグがあり、修正されたかどうか定かでない
(2004/11/15)
ジョージタウン大学法学教授ジョナサン・ターリー氏の談話:「選挙人が連邦法により承認されるのは12月7日、選挙人が大統領候補指名投票をするのは12月13日、それが公式に下院で開票されるのは来年1月6日。したがってオハイオ州での逆転可能性はまだある。(未集計の)ニューメキシコ、アイオワ、ネバダも同様ですな。(中略)ケリー陣営が法廷闘争をしなかったのは意外だ。暫定投票分では勝負をひっくり返せないというのが敗北宣言の理由というのは少しミスリーディングだろう。暫定投票分以外にも未集計の早期投票分があるし、電子投票集計の不具合もある。それに、オハイオ州全体の投票のうち、70%はパンチカード式だ。それらを監査すれば逆転の可能性はないとはいえない
(2004/11/15)
手数料(113,600ドル)がネット募金で集まったことにより、オハイオ州の手作業再集計は避けられない情勢となった。この時点で、ケリーとブッシュのオハイオ州での獲得票数は未定となったわけである。オハイオ州での事態をふまえ、各市民団体(National Voting Rights Institute, People for the American Way Foundation,Common Cause,Demos,Fannie Lou Hamer Project)が全米規模での投票再集計を要求している。
(2004/11/16)
オハイオ州コロンバスで、選挙当日長い列ができた原因は、選挙運営者たちが投票機の一部を未使用のまま倉庫に放置し、結果として黒人居住区で投票機不足が発生したことが内部文書で確認された
(2004/11/17)
オハイオ州サンダスキー郡で、約2,600票がダブルカウントされていたことが判明、サミット郡では18人ほどが他地区でダブル投票していた件を調査中
ヒアリング風景

オハイオ州フランクリン郡で行われた選挙ヒアリングに集まった市民。

(2004/11/17)
オハイオ州フランクリン郡で大統領選挙時の選挙不正に関するヒアリングが開始され、大勢の住民が問題を指摘。この後、オハイオ州各地で同様のヒアリングが行われ、選挙結果への疑惑が拡大する。
(2004/11/17)
英ガーディアン紙がオハイオ問題を報道。未集計の暫定投票のうち、81%は有効票と予測。「オハイオ州の投票数がようやく明らかになろうとしている」

まだまだニュースは続く。ところでこれらオハイオ州での再集計への動きに、ケリー陣営や民主党幹部のほとんどが何ら動こうとしていないのは呆れてしまう。ケリー陣営にはまだ5千万ドルもの選挙資金が残っているのに、市民団体によるオハイオ州他の再集計要求には全く出資していない。連中は本当に勝つつもりだったのだろうか?

« コロラド州:シークレットサービスが、学校でボブ・ディランの反戦歌を歌った女子高生を調査 | トップページ | 「ダラスの秘密」byアリー・オサリバン »

選挙」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1730/2005041

この記事へのトラックバック一覧です: 大手メディアが伝えない大統領選挙不正調査:オハイオ州の勝利者は未定になった:

» 米大統領選の疑惑 [ニュースな日々]
大手メディアが伝えない大統領選挙不正調査:オハイオ州の勝利者は未定になった (暗いニュースリンク) あまりのいい加減さ、アバウトさ、胡散臭さに呆れ果てて... [続きを読む]

» 米大統領選不正工作の続報 [平和の砦]
13万6000票差でブッシュが勝利したとされていたオハイオ州は、現在手作業による投票の再集計を準備中である。州務長官ケネス・ブラックウェル---共和党員で熱心な... [続きを読む]

» 米大統領選の不正 [ 果てし無い睡眠欲]
またか… 4年前の選挙でも不正疑惑があり、マイケル・ムーア監督の「アホでマヌケなアメリカ白人」を読んで怒りというよりはもはや絶望的なものを感じたのを覚えている... [続きを読む]

» 連中は本当に勝つつもりだったのだろうか? [tolio-log]
暗いニュースリンク: 大手メディアが伝えない大統領選挙不正調査:オハイオ州の勝利... [続きを読む]

» 米国大統領選挙・イカサマ事例 [Sukarabe's Easy Living]
2,3日前に,フロリダでの選挙疑惑の状況証拠(?)についての,CNET Japa... [続きを読む]

« コロラド州:シークレットサービスが、学校でボブ・ディランの反戦歌を歌った女子高生を調査 | トップページ | 「ダラスの秘密」byアリー・オサリバン »

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31