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2004/12/25

USAトゥデイ創業者:「早急にイラクから撤退せよ」

USA TODAY紙2004/12/22付けコラムより。USA TODAY紙の創業者が異例の主張を行い、全米でさまざまな反響を呼んでいる。そのコラムを以下に全文翻訳して掲載。



兵隊は故郷の休日を夢に見るだけ(They can only dream of holidays at home)

by アル・ニューハース(USAtoday創業者):USA TODAY紙2004/12/22付コラム

私達の大半は、クリスマスを家族と過ごしたいと思っているが、それが出来ない人達も居る。今年、それができる人とできない人の数字を挙げてみよう:

  • 6,200万人以上のアメリカ人が、50マイル以上を移動して家族と過ごす。
  • わが国の240万人の兵士達のほとんどは、家に帰れない。
  • 海外に派遣されている50万人以上の兵士達、特にイラクに派遣されている13万8,000人の兵士達は休日を楽しむことができない。
私自身のもっとも悲しいクリスマスの思い出は、19、20、21の時、第二次世界大戦で陸軍に従軍していた頃だ。第86歩兵分隊(ブラックホーク)に所属していた私は、故郷のサウス・ダコタから遥か遠く離れ、最初はテキサスとカリフォルニアで訓練し、その後フランス、ドイツ、フィリピンに派遣された。

ブラックホーク隊の戦友達と私は、1943-44年にビング・クロスビーが歌ったヒット曲の一節を聞いて、しばしば涙目になったものだ。“♪クリスマスは家で過ごそう、夢の中だけでもいい(I'll be home for Christmas if only in my dreams.)”

不幸な休日だったにも関わらず、第二次大戦に従軍した私達の大半は誇り高く、断固とした意思で、充分な武器と装備を手に、ドイツのヒットラー、イタリーのムッソリーニ、日本のヒロヒト等、世界征服を目論む者たちを打ち倒すために闘うことができた。

80歳になった今でも、あの頃のような倫理ある任務があれば喜んで志願するだろう。しかし、イラクに派遣されるような立場だったら、なんとしてでも行かないつもりだ。ベトナム戦争でも、他の多くの人々が避けたように、私もまた行かなかっただろう。

「兵士を応援しろ(Support Our Troops)」とは素敵な愛国的スローガンだ。しかし、無能な司令官によって、ベトナムやイラクの病的な冒険に追いやられている兵士達を応援する最良の方法は、彼等を帰還させることである。それもできるだけ早急に。それこそ、私達の新年の抱負とすべきなのである。



(参考資料)
イラク戦争で戦死した各国兵士の数(12月23日時点での発表:source
国名死亡した兵士の人数(人)
アメリカ1324
イギリス75
ブルガリア7
デンマーク1
オランダ2
エストニア2
ハンガリー1
イタリア19
ラトビア1
ポーランド16
エルサルバドル1
スロバキア3
スペイン11
タイ2
ウクライナ9

そして、同時期のイラク住民死亡者数10万人以上

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