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2005/06/11

ファルージャで米海兵隊がアメリカ人の民間軍務請負要員を拘束、虐待?

英ガーディアン紙2005/06/09付け報道によれば、米民間企業の従業員達の乗った車輌が、警戒中の米海兵隊に拘束されて、米軍の基地内刑務所に3日間収監され、その際アメリカ人の従業員達は米海兵隊員に虐待されるという事件が、先月発生していたという。

海兵隊に拘束されたのは、ノースカロライナ州に本拠を持つ軍役請負企業ザパタ・エンジニアリング社の従業員19人。その内14人が『警備担当者』で、その内8人は元米海兵隊員だった。同社はイラクのファルージャで爆破物処理作業を担当している。

拘束を実行した米海兵隊員の説明によると、ザパタ社の警備員達は車輌から民間人や海兵隊に向けて銃撃していたというが、従業員側の説明では、海兵隊員達を武装勢力と勘違いし、威嚇のため発砲していたという。

拘束された従業員の1人、元フロリダ州兵のリック・ブランチャード氏は、LAタイムズ紙の取材に電子メールで状況を説明している:「あれほど非人道的な行いを俺は経験したことがない。連中(米海兵隊員)は俺を反乱軍のように扱った。殴られて、写真を撮られ、蔑まれたんだ」

被害に遭った従業員側の弁護士によると、拘束された従業員達の一部は下着一枚にされ、頭に銃を突きつけられ、「大金持ちの契約業者になるってのはどんな気分だ?!(How does it feel to be a big, rich contractor now)」と海兵隊員から罵声を浴びせられたという。(これはまさしくアブグレイブ刑務所の事件を彷彿とさせる状況だ)

ブルッキングズ研究所の研究員で、「戦争請負会社」の著者、ピーター・シンガー氏は今回の事件の背後にある危険性について以下のように説明している。

「(米軍契約企業の従業員が)違法な行為をしていたと海兵隊員達が思ったとしても、対応する手順はないのです。(拘束しても)誰に引き渡せばいいんでしょう?イラクでは2万人以上の民間軍務請負要員が2年以上も活動していますが、何かの行為で告発されたケースは一件もないのです」

(今回の事件について、ザパタ・エンジニアリング社は公式サイトのプレスリリースで詳細を報告している。また、ザパタ・エンジニアリング社が米軍から請け負った契約内容については市民監査団体The Center for Public Integrityのウェブサイトで確認できる)

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