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2005/10/26

ブッシュ政権とテロ警報:14番目の事例

ブッシュ政権下のアメリカでは、悪いニュースはテロ警報とセットでやってくる・・・・その14番目の事例が10月25日に発生したようだ。

今回のテロ警報は西海岸発だった。「サンディエゴ国際空港で爆弾の部品を発見!」というニュースだ。サンディエゴ空港の他にも、西海岸の2つの空港で、爆破を仄めかす脅迫電話があったらしい。しかし、発見から数時間後には、爆弾の部品と騒がれた物質の正体はおもちゃとクッキーの入った鞄であると判明している。

西海岸のテロ騒ぎがあったのは10月25日早朝。一方の東部では、ニューヨークタイムズ紙が10月25日付の記事でこんなスクープを伝えている:

CIA工作員について補佐官に教えた当事者はチェイニー副大統領:弁護士の談話
(Cheney Told Aide of C.I.A. Officer, Lawyers Report)


副大統領の首席補佐官であるルイス・スクーター・リビーが最初にCIA工作員の情報を知ったのは、2003年にCIA工作員名の漏洩が明らかになる数週間前に、副大統領と交わした会話の中であると、事件関係者の弁護士は月曜日に話している。・・・(以下略)

これはブッシュ政権にとって大変都合の悪いニュースだ。もっとも、米国2大メジャー紙であるワシントンポスト紙とNYタイムズ紙は、お互いにスクープ記事について(紙面がかぶらないように)毎日情報交換していたりと、かなりいいかげんな編集体制なので、ホワイトハウス側もあらかじめ記事の出るタイミングを知っている可能性が高い。(そうでなければ、今頃チェイニーの心臓は停止してるだろう。)

ところで10月25日には、さらに悪いニュースも配信された。CNN放送は伝えている:「新イラク憲法が賛成多数で可決される見通しとなった本日、イラク駐留米軍の戦死者数が、ついに2,000人を超えました。

もちろん全ては偶然なのだろう。結局のところ、サンディエゴ空港の爆弾騒ぎは、米国民の視線を2,000人の兵士の遺影から逸らすことはできなかったはずだ。

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