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2005/10/29

CIA工作員名漏洩事件とイタリアン・コネクション

チェイニー副大統領の側近、ルイス「スクーター」リビーがCIA工作員名漏洩に関わる司法妨害を含む5つの容疑で起訴された。起訴発表と同時にリビーは補佐官を辞任し、副大統領はさっそく「遺憾」の声明を出しているが、心中はビクビクしているはずだ。なにしろ、副大統領自身も依然として捜査の標的にあり、リビー補佐官の後継者に任命されたデビッド・アディントン副大統領顧問も、リビーの工作の幇助をした件ですでに追求されはじめている。副大統領辞任の声が共和・民主両党から高まるのは必至だ。

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2005/10/26

ブッシュ政権とテロ警報:14番目の事例

ブッシュ政権下のアメリカでは、悪いニュースはテロ警報とセットでやってくる・・・・その14番目の事例が10月25日に発生したようだ。

今回のテロ警報は西海岸発だった。「サンディエゴ国際空港で爆弾の部品を発見!」というニュースだ。サンディエゴ空港の他にも、西海岸の2つの空港で、爆破を仄めかす脅迫電話があったらしい。しかし、発見から数時間後には、爆弾の部品と騒がれた物質の正体はおもちゃとクッキーの入った鞄であると判明している。

西海岸のテロ騒ぎがあったのは10月25日早朝。一方の東部では、ニューヨークタイムズ紙が10月25日付の記事でこんなスクープを伝えている:

CIA工作員について補佐官に教えた当事者はチェイニー副大統領:弁護士の談話
(Cheney Told Aide of C.I.A. Officer, Lawyers Report)


副大統領の首席補佐官であるルイス・スクーター・リビーが最初にCIA工作員の情報を知ったのは、2003年にCIA工作員名の漏洩が明らかになる数週間前に、副大統領と交わした会話の中であると、事件関係者の弁護士は月曜日に話している。・・・(以下略)

これはブッシュ政権にとって大変都合の悪いニュースだ。もっとも、米国2大メジャー紙であるワシントンポスト紙とNYタイムズ紙は、お互いにスクープ記事について(紙面がかぶらないように)毎日情報交換していたりと、かなりいいかげんな編集体制なので、ホワイトハウス側もあらかじめ記事の出るタイミングを知っている可能性が高い。(そうでなければ、今頃チェイニーの心臓は停止してるだろう。)

ところで10月25日には、さらに悪いニュースも配信された。CNN放送は伝えている:「新イラク憲法が賛成多数で可決される見通しとなった本日、イラク駐留米軍の戦死者数が、ついに2,000人を超えました。

もちろん全ては偶然なのだろう。結局のところ、サンディエゴ空港の爆弾騒ぎは、米国民の視線を2,000人の兵士の遺影から逸らすことはできなかったはずだ。

2005/10/19

米軍の侵攻から4年目:アフガニスタンとアメリカ

2005年10月12日、インド・パキスタンで発生した大地震の被災状況を視察に出かけたライス米国務長官は、そのままアフガニスタンにも足を伸ばした。彼女がカルザイ大統領との共同記者会見に臨むと、タリバン系武装勢力はアフガニスタン政府軍兵士6人と医者を含む民間人5人を殺害して、米国からの客人を歓迎してみせた。するとライスは、同国の現状について会見でこう評した

「(アフガニスタンは)民主主義の前進により、世界を奮起させています。」
ライスは皮肉を言っているのだろうか?以下にアフガニスタンの近況を示す資料を引用してみよう。

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2005/10/17

ブッシュ政権とテロ警報

ブッシュ政権は、合衆国政府のスキャンダルが発覚する度に、国民の視線を逸らせるためにテロ警報を発令している?---米MSNBC放送の人気アンカー、キース・オーバマンが、同局のニュース番組『カウントダウンwithキース・オーバマン』10月12日放送分で、ホワイトハウスのテロ警報ヤラセ疑惑を報道している。非常によくまとまっているので、以下に放送内容を要約して掲載した。(ビデオはCrooks and Liarsでダウンロード可能。文中リンクと注釈は訳者による)

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2005/10/10

イラクの米軍基地を支えるアジアの貧困層

この世界には皆が共存できる余地があり、偉大なる大地には人類全体を養う富がある。
人生とは自由で素敵であるはずなのに、我々は道を見失ってしまった。
貪欲が人々の魂を汚し、世界を憎悪で隔て、我々を悲惨な流血へと行進させている。

In this world there is room for everyone, and the good earth is rich and can provide for everyone. The way of life can be free and beautiful, but we have lost the way. Greed has poisoned men's souls, has barricaded the world with hate, has goose-stepped us into misery and bloodshed.

---チャールズ・チャップリン:『独裁者』ラストシーンの一節より(1940年度作品・演説全文

サンフランシスコの優秀な企業監視団体であるCorpWatchが公開している2005年10月3日付け記事を全文翻訳して以下に掲載。(文中リンクは訳者による)

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2005/10/06

自由なアメリカ:反ブッシュ写真の現像をウォルマートに持ち込んだ高校生、店員に密告されシークレットサービスから尋問

ザ・プログレッシブ誌2005年10月4日付け記事を以下に全文翻訳して掲載。

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2005/10/04

バート・バカラック、最新アルバムでブッシュ批判「言わねばならないことがある」

ラブ・ソングの大御所、バート・バカラックが、11月1日発売の最新ソロアルバム『At This Time』で、自ら作詞・作曲した反ブッシュサウンドを披露しているという。77歳の音楽家を異例な行動へと駆り立てたものは何か?バカラック本人は以下のように説明している:

「ラブ・ソングに人生の全てを捧げてきた事で知られる男が、なんで唐突に波風立てるようなことをするのかと問う向きもあるでしょう。やらねばならなかったんです。今回のアルバムは非常に個人的な動機によるもので、これまで私が手がけた中で最も情熱的な作品になります。」

英インディペンデント紙のインタビューによれば、バート・バカラックは自分の子供達が軍隊に行かねばならないような事態を恐れているらしい。彼は言う:

「楽曲だけでなく、熱烈に自分の考えを表明する必要があったのです。私が今問うのは、『私達の人生を支配しつつある連中は一体何者なのか?どうしたら彼等の暴虐を止められるのか?』ということです。私には二人の幼い子供と19歳の息子がいまして、彼等の人生がこの先どうなるのかとても心配です。非常に個人的なことですが、それを歌にしようと決心したのです。このアルバムは私と、皆さんの子供達に捧げられています。」

ミズーリ州カンサスシティ生まれで、ニューヨーク・クイーンズ育ちのバカラックは、コネチカット生まれの金持ちの息子、ジョージ・W・ブッシュをどう評価しているか?本人の言葉を引用しよう:

「私見では、ブッシュは最も粗末な大統領だと思いますね。もっと酷い大統領を探すとしたら、私が生まれる以前の時代に遡る必要があるでしょう。」

バカラックの最新アルバム『At This Time』には、バカラックチームとしてお馴染みエルビス・コステロに加え、ヒップホップ界のスター、ドクター・ドレー(Dr Dre)も参加している。(アルバムの詳細はレコード会社のプレスリリースでどうぞ)

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