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2005/12/04

米軍公認の反ブッシュ?スターズ&ストライプ紙の読者投稿

ブッシュ政権のプロパガンダ事業部(一部民営化済み)は、イラク国内の新聞記事捏造に忙殺されていて、国防総省公認の米軍関係者向け日刊新聞、スターズ&ストライプの紙面検閲まで手がまわらないのだろうか?・・・というわけで、同紙の2005年11月28日付読者投稿のひとつを翻訳して以下に掲載。

嘘に基づいた戦争(War based on a lie)

スターズ&ストライプ紙2005年11月28日付読者投稿

大量破壊兵器?まだ探してるから、見かけた人は電話してほしい。そうすれば俺たちのイラク駐留も正当化できるだろう。俺たちは嘘を基にこの戦争を始めて、嘘によって終えようとしている。こんなことを言う俺は今、ファルージャとラマディの中間、アンバル州にある兵站本部に勤務している。故郷や海外じゃ、国の指導者達が、相変わらず『民主主義』とか『自由』とかでっち上げて、しつこく宣伝してるらしいが、俺は騙されちゃいないんだ。

この欺瞞の最たるものは、メソポタミアに進駐して地元住民に立法議会の利点を教えれば万事良しと我が国の軍隊が信じていることだ。ヨーロッパに居た俺たちの祖先が木にぶら下がってる時代に、この土地の人たちは代数学を書いたり二次方程式を解いたりしてたんだ。それが今じゃ、彼等を重武装させて、資本主義と『自由競争主義』社会という戦利品を押し付けようというんだ。誤解しないでくれよ・・・俺だってMTVでブリトニー・スピアーズぐらい観るし、マクドナルドにも行く。でも、西側社会の娯楽や自由の押し売りを、スンニ派やシーア派やクルド人達が望んでいるなんて、本当に皆信じてるのか?よく考えてみろよ。

ネガティブになる気はないんだ。現実をみてくれってことだ。イラクの現実とは、かつてこの国に存在しなかった悪夢の状況をアメリカ合衆国が生み出したということだ。もちろん、サダム・フセインは嘘つきで、自分の国民を騙して略奪した悪党だ。でも、大規模な非人道的犯罪を犯してもほとんど注目されずに、西側の支援さえ受けることもあるアフリカの独裁者達と、サダム・フセインとの間にどれくらいの差があるっていうんだ?率直に結論を言えば(軍用略語ならBLUF:bottom line up frontだ)、サダムが他と違うのは、テロとの闘いでアメリカ国民を『いい気分にさせる』ために戦争を始める口実に、サダムが使われたってことだ。さらに言えば、俺たちの2003年度の究極の目標は、イスラエルの安全と、イラクの南北に広がる実入りのいい油田の確保だったのさ。

大量破壊兵器?見つけたら電話してくれ。そのうちに、『戦って(bring'em on)』、『任務完了(mission accomplished)』したら、このゴタゴタから抜け出せるかもな。

ジェフ・ピロッツィ大尉(イラク・タカダム基地)
(以上)

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