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2006/08/30

ハリケーン・カトリーナ大災害:数字で知る1年後の現状

2005年8月末にアメリカ南部ルイジアナ州・ミシシッピ州を襲ったハリケーン・カトリーナ大災害から1年が経過した。米シンクタンクCenter for American Progressのブログから、被災地のひとつ、ルイジアナ州ニューオリンズ市の現状を伝える数字を以下に抜粋:

A woman watched a memorial anniversary ceremony dedicated to the victims of Hurricane Katrina in New Orleans.

ニューオリンズで行われたハリケーン犠牲者1周忌追悼式典を眺める女性。(タイムズ紙


Katrina Cottage

ミシシッピ州オーシャンスプリングの「カトリーナ別荘」。ハリケーン被災地で進む「新都市化」計画の一例。一般住民向けの復興は?

2006/08/29

クルーグマン:「税金取立て請負人、傭兵、総督」

経済学者ポール・クルーグマンのニューヨークタイムズ紙2006年8月21日付掲載コラムを以下に全文翻訳。(文中リンク・脚注は訳者による)

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2006/08/26

ブッシュ大統領、側近への最初の挨拶は放屁?!

U.S. New & World Reports誌のポール・ベダード記者のコラム記事『Washington Whispers』によれば、ブッシュ大統領は下品なジョークが大好きで、特に側近の前で放屁するのが得意だという。この話題に驚いたボストンヘラルド紙の人気女性コラムニスト、マージェリー・イーガンが、ベダード記者にインタビューして詳細を確認しているので以下に引用:

昨日行ったインタビューで、週刊誌にコラム『Washington Whispers』を書いているベダード記者は、ブッシュ大統領の本格的『オースチン流挨拶』について話してくれた。それは、新人の側近がホワイトハウス入りした際に行われる歓迎の儀式である。

「噂によれば、」ベダード記者は言う。「大統領は屁をしてから新人の側近を呼んで、相手がどんな顔をするか観察するそうです。」

もちろん、側近は大統領を非難できないし、顔をしかめることも鼻をつまむことも許されない。このジレンマが大統領にはたまらなく愉快らしい。
(以下略)


ジョージ・W・ブッシュ-第43代合衆国屁コキ大統領。

2006/08/25

9/11テロ公式調査報告書の劇画版が登場

The 9/11 Report: A Graphic Adaptation

9/11テロ事件をアメリカン・コミックでわかりやすく解説。『The 9/11 Report: A Graphic Adaptation

2004年7月に米政府が公開した9/11テロ公式調査報告書の内容を劇画にして再構成した異色の書籍『The 9/11 Report: A Graphic Adaptation』が発売された。内容の一部はSlateで公開されているが、アメリカ人に馴染み深いアメコミ風の作画で、読み易くわかりやすいものに仕上がっている。(日本でライブドア事件や耐震強度偽装事件等の調査報告が公開されるようなことはあるのだろうか?)

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2006/08/18

「ブッシュ政権の盗聴活動は憲法違反、ただちに中止を」デトロイト連邦地方裁判所が決定

ブッシュ大統領によって極秘に承認されたNSAによる令状なし米国内盗聴活動『テロリスト監視プログラム(Terrorist Surveillance Program)』が合衆国憲法違反であるとして、有力市民団体であるアメリカ自由人権協会(ACLU)を代表とする米市民団体連合が連邦政府及びAT&Tを相手に訴訟を起こした件で、デトロイト連邦地方裁判所は当該盗聴活動を憲法違反とする判決を下し、ブッシュ政権側に対しただちに盗聴活動を停止するよう求めている。source


国家安全に関わる事案に際して、大統領は憲法に優先する権限を持つというブッシュ政権側の主張は、今回の判決により法的に斥けられたことになる。同様の裁判がニューヨーク連邦裁判所でも市民団体・憲法権利センター(Center for Constitutional Rights)の訴えにより継続しており、同判決が影響を及ぼすのは必至の情勢である。

NSAの令状なし盗聴の違法性を問う裁判について、これまでブッシュ政権側は「国家安全を脅かす」として、各地方判事側に裁判の中止を求めてきたが、各連邦地方裁判所側は政権側の要求を拒否してきた。今回の判決について、ホワイトハウスのスノー大統領広報担当官は「これほど同意できない判決はない」と連邦裁判所を批判、司法省を通じて対決する姿勢を示している。

44ページに及ぶ今回の判決文の中で、米地方判事アンナ・ディッグス・テイラーは『テロリスト監視プログラム』による令状なし盗聴が、憲法で保障される言論の自由(修正第1条)、不法な捜索や押収の禁止(修正第4条)、大統領権限の憲法による規定(第2条)に違反しており、「アメリカ合衆国においては、世襲制の王族も憲法外の権力も存在してはならない」と述べている。

ブッシュ政権の違法性については、つい先日も連邦最高裁判所が、グンタナモ刑務所に収監されているテロ容疑者を軍事裁判にかけるというブッシュ政権側の主張を斥けて(ハムダン事件)、ブッシュ政権側のテロ容疑者に対する対応は国際法違反であるとの判決を下している

2006/08/15

クルーグマン:「恐怖への期待」

経済学者ポール・クルーグマンのニューヨークタイムズ紙2006年8月14日付掲載コラムを以下に全文翻訳。(文中リンク・脚注は訳者による)

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2006/08/11

亀裂、対立、確執:ブッシュ政権の内部紛争

ワシントン周辺で「親密すぎる」と邪推されるブッシュ大統領とライス国務長官が、波乱の時期を迎えている。イスラエルのレバノン侵攻をめぐる対応を通して、ブッシュ政権内部の紛争を伝える報道が相次いでいるのだ。

まずは、オンラインニュースサイト・サロンドットコムに掲載されたスクープから以下に一部を引用(強調は訳者による、以下同様)

ネオコンの次の戦争


NSAの諜報をイスラエルに密かに提供し、コンディ・ライスを攻撃することで、ブッシュ政権内部の強硬派は中東紛争を止めるどころか、イランとシリアに拡大させようとしている。


by シドニー・ブルメンサール:サロンドットコム2006年8月3日付記事

米国家安全保障局は、イスラエル北部に大量のミサイルを発射するヒズボラへシリアとイランが新しい兵器を支給しているかどうか監視するために、イスラエル側に通信諜報を提供していると、同作戦を直接知る立場にあるNSA職員は言った。ブッシュ大統領はこの秘密作戦を承認しているという。

政権内部では、ディック・チェイニーの国防関連補佐をするネオコン達や、国家安全保障理事会上級理事を務めるネオコンの1人、エリオット・エイブラムスが、NSAのイスラエル支援作戦を指揮する主役達で、彼等はシリアとイランの武器供給活動により、イスラエルが両国を爆撃する口実となりうると考えている、と同作戦の内情を知る関係者達は言っている。(過去にも様々な政府諜報が、NSAが収集した諜報も含めて、様々な目的でイスラエルに提供されてきた。)ネオコン集団は、NSAの諜報能力を利用してイスラエルとヒズボラ、ハマスの闘争を(シリア、イランを加えた)4つ巴の戦争に拡大出来る可能性に熱狂しているといわれている。

国務長官コンドリーザ・ライスは当該事情について「簡単な説明を受け」、「関係者」に名を連ねるが、ネオコン集団の秘密のシナリオを進める上で主要な役割を果たしていない。彼女への「説明」とは、国務長官を威圧し隅に押しやるための政権内部の紛争という側面があるようだ。最近、イランの核兵器開発を抑止する外交努力に反対する著名なネオコン達から、ライス長官は攻撃されている。
(以下略)


このところ大忙しのNSAは、相変わらず職員のリーク防止まで手がまわらない様子だ。(NSA関連を得意とするジャーナリスト、ジェイムズ・バムフォードも最近は続々と雑誌にスクープ記事を書いている。)

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2006/08/08

イスラエルのレバノン侵攻における軍事広報戦略

Fiasco

ワシントンポスト紙ペンタゴン担当記者トム・リックスの話題の新著『Fiasco: The American Military Adventure in Iraq

The Best War Ever

プロパガンダ研究家ジョン・スタウバーとシェルダン・ランプトンの新刊『 The Best War Ever


米CNN放送で8月6日に放送されたニュース番組『CNN RELIABLE SOURCES』で、現在進行中のイスラエルによるレバノン侵攻軍事作戦について驚くべき談話が飛び出したので以下に引用する(強調は訳者):

ハワード・カーツ(CNN番組ホスト):
「本日ここワシントンのスタジオにはABCニュースのホワイトハウス詰め記者アン・コントンとワシントンポスト紙ペンタゴン担当記者で新刊書『Fiasco: The American Military Adventure in Iraq』の著者であるトーマス・リックスを迎えています。

トム・リックス、あなたはイラクを含めて軍事紛争をたくさん取材してらっしゃいますが、軍隊同士が互いに撃ち合っているような類の紛争ではない状況の中で、市民の犠牲者の増加がいよいよ大きな問題になりつつあるんでしょうか?」
トーマス・リックス記者:
「そのとおりだと思います。ただ、現在では、市民の犠牲者に関しては、両軍にとって戦場の一部になっていると思います。その一例を挙げますと、一部の米軍アナリスト達の話によれば、イスラエルはレバノンから発射されるヒズボラのロケットを意図的に放置していて、その理由としては、ロケットが発射されていればイスラエル側もレバノン侵攻に関する道徳上の均衡を保つことができるということです。」
カーツ:
「ちょっと待って下さい、イスラエル側が、基本的にはPR目的のために、イスラエル市民の犠牲が出ればPR戦争上有利になるという理由で、意図的にヒズボラ側の火力を維持させていると言うんですか?」
リックス:
「ええ、軍事アナリスト達はそう言ってました。」
カーツ:
「それは意外なことですね。自国の市民を殺させることが自国の利益に繋がるという発想が、誰も自国の市民が殺されるのを見たくはないが、この戦争への認識という観点では自国の利益に働くということですか。」
リックス:
「そのとおりです。道徳上の優位性という問題に関して役に立つんです。なにしろ、レバノン侵攻作戦では市民が同様に殺されていくでしょうからね。」(以下略)

hezbollah Bizcard

もちろんヒズボラ側にもプロパガンダ戦略はあるのだろう。しかしスピーゲル誌によればその活動はイスラエルほど専門性はないようだ。上の写真はヒズボラ広報担当者の名刺。(source


イスラエルがヒズボラのロケット攻撃を故意に放置してイスラエル市民の犠牲者増加を戦争プロパガンダに利用している?・・・この証言の真偽を確かめる術は今のところないが、確かに現在行われているイスラエルのレバノン爆撃は、ヒズボラ側のロケット攻撃を阻止するという点では的外れであるように見える。注1何よりもまず、現在進行中のイスラエルによるレバノン侵攻作戦が、10年前に米新保守派(ネオコン)活動家達がイスラエル首相に提案した「クリーン・ブレイク」戦略に沿ったものだとすれば、イスラエル政府側のヒズボラロケットへの一見無策に見える対応にも、また違った意味が感じ取れるのである。

注:例えば、イスラエルの爆撃により多数のレバノン市民が殺されたレバノン南部のカナ村には、ヒズボラのロケット発射拠点はなかったといわれている。ここをあえてイスラエルが爆撃した理由は、ヒズボラ及びアルカイダ側への挑発という意図があるかもしれない。オサマ・ビン・ラディンが米国本土攻撃を思い立ったのは、10年前の1996年、イスラエルがカナ村を空爆し多数のレバノン市民が虐殺された事件(イスラエル軍作戦コードネーム:怒りの葡萄作戦 "Operation Grapes of Wrath")がキッカケといわれている。ちなみに今回のカナ村空爆には例によって米国製のバンカーバスター爆弾が使用されている。)

8月7日の時点では、イスラエル市民の犠牲者数は36人、レバノン市民の犠牲者数は1,000人を超えたという。

イスラエルの軍事広報戦略については、すでに独スピーゲル誌が興味深い報道を伝えているので以下に翻訳して掲載しておこう。

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2006/08/06

米外交官:「イラク侵攻直前までブッシュはスンニ・シーア派間闘争について知らなかった」

The End of Iraq

前在クロアチア米大使ピーター・ガルブレイスの著作『The End of Iraq: How American Incompetence Created a War without End

先日亡くなった経済学者ジョン・ケネス・ガルブレイスの息子で、在クロアチア米大使を務めたピーター・ガルブレイス氏は新著『The End of Iraq: How American Incompetence Created a War without End』の中で、ブッシュがシーア派とスンニ派について知ったのはイラク侵攻直前だったと書いている

同著作によれば、2003年1月にホワイトハウスで、ブッシュ大統領とイラク系アメリカ人3人による会談が行われた際、3人はブッシュに対してシーア派とスンニ派の違いについて説明することに少々時間を費やしたという。説明を聞いてブッシュはこう返答したと伝えられている:

イラク人は皆イスラム教信者だと思ってましたよ!

2006/08/03

最新政治ジョーク

ジェイ・レノ:「今週もっとも馬鹿馬鹿しいニュース。アン・カルターが、クリントンはゲイだと言いました。認めてもいいけど、それにしちゃ随分とうまく隠してるじゃないか。」

ジェイ・レノ:「まったく馬鹿馬鹿しい。アン・カルターはビル・クリントンのことをゲイだと思ってるんです。さらに彼女は、ジョージ・ブッシュが聡明だと思ってるんです。」

ジェイ・レノ:「ミネソタ州セントポールの警官が、ノーム・コールマン上院議員の81歳になる父親が、ピザ・レストランの駐車場で38歳の女性とセックスしているところを拘束しました。コールマン上院議員は共和党です。しかしどうも父親は民主党員らしい。」訳注

デビッド・レターメン:「ワシントンで何があったかご存知?ブッシュ大統領が執務室に“アメリカン・アイドル”の優勝者を招待したんですよ。まあ、確かに、世間では何も問題が起きてませんからねえ。何か問題でも?」

デビッド・レターメン:「ブッシュはとても、とても忙しいんです。明日、大統領は「カリビアンの海賊(Pirates of the Caribbean)」を観るんですよ。」

デビッド・レターメン:「こりゃ面白いですね。このテイラー・ヒックスという人は、誰だか知ってます?彼は“アメリカン・アイドル”優勝者で、ブッシュ大統領が選挙で獲得した票数よりも、400万票多く獲得したんですよ。これはホント。偶然にも、アル・ゴアも同じことを達成したんですけどね。」

(以上source

訳注:コールマン議員は共和党の若手大物で、ブッシュ・チェイニーの推薦により2002年にミネソタ州上院議員に立候補し、当選確実と言われた民主党側の有力な現職ライバル、ポール・ウェルストン議員が選挙日の10日前に飛行機事故で死亡した結果、ミネソタ州を勝ち取った。ウェルストン議員が暗殺された可能性については書籍『American Assassination: The Strange Death Of Senator Paul Wellstone』に詳しい。7月27日に、コールマン議員の父親は公衆わいせつ罪と風紀紊乱罪の現行犯として逮捕された。81歳のコールマン・シニアの相手は38歳のパトリシア・マリ・シュラグさんで、二人は恋人と主張している。コールマン・シニアの妻、ビバリーの話によれば、夫は肺気腫とアルツハイマーの可能性があるとのこと。コールマン議員は元々民主党出身。)

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