カテゴリー

アクセスの多い記事

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

2006/12/29

サダム・フセイン、29日中に絞首刑執行か

米NBCニュースの報道によると、死刑が確定したサダム・フセインの死刑執行は、イード(ラマダン明け祭り)が始まる日曜日までに行われるとみられ、早ければ29日(金曜日)にも絞首刑が行われる見込みであるという。

サダムの弁護士を務めるバディ・アレフ氏の話によれば、死刑執行を前に、獄中のサダムは母方の兄弟二人(共に米軍により拘束中)と面会し、遺言を託したとのこと。

2006/12/25

ボブ・ハーバート:『アメリカの傷口』

「私は皆さんが思っているよりもずっと良く眠っているんですよ。」
(I'm sleeping a lot better than people would assume.)

ジョージ・W・ブッシュ大統領、2006年12月14日に行われたインタビューで発言(source

Promises Betrayed

ボブ・ハーバート最新コラム集『Promises Betrayed: Waking Up from the American Dream

今回はニューヨークタイムズ紙の人気コラムニスト、ボブ・ハーバートの最新コラムを翻訳して掲載。

今回のコラムで指摘されているとおり、ハリケーン・カトリーナ被災地の復興は停滞している。その一方で、イラク戦争で米国政府はこれまでに3,500億ドル(約41兆5,992億5,000万円)を支出しており、アフガニスタン戦争その他テロ戦争費用を合計すると、米国の戦争関連支出は5,000億ドル(約59兆4,275億円)を超えているという。さらに先週、米国防総省はイラク・アフガニスタン戦争追加予算として997億ドル(約11兆8,498億4,400万円)を要求している

2003年5月に「イラクでは主要な戦闘は終了した」と宣言したジョージ・W・ブッシュ大統領は、2006年12月になると「我が国は勝っても負けてもいない」と勝利宣言を事実上取り消し、イラク駐留米軍の増強を訴え始めた。現在ホワイトハウスのウェブサイトに掲載されているあの悪名高き『トップガン大統領』演説ビデオをみると、いつのまにか『任務完了』の横断幕がフレームアウトされている。『任務完了(Mission Accomplished)』の文字は当時の公式写真にも見当たらない。)

今年の中間選挙で敗北し、政府職員の顔色が気になり始めたブッシュは、米軍兵士を含めた公務員の昇給を求める大統領命令に先日素早く署名した。この法律によって、2008年1月から米連邦政府職員は(兵士も含め)平均で2.2%昇給される。なお、この昇給命令には、米国議員全員及びディック・チェイニー副大統領の昇給(1.7%増)も含まれているという

続きを読む "ボブ・ハーバート:『アメリカの傷口』" »

2006/12/19

一方ウォールストリート以外のアメリカでは・・・

ニューヨーク市民、食事も買えない貧困層は15%

Economic Apartheid in America

『Economic Apartheid in America: A Primer on Economic Inequality & Insecurity』(2005年改訂新装版)

ウォールストリートがボーナスで沸きかえっていることは報道でよく理解できた。では、それ以外のニューヨークはどんな調子なのかといえば、あまり知りたくないニュースがチラホラみられる。

AP通信11月21日付報道によれば、ニューヨーク市民の内15.4%は食費にも困る貧困層で、2006年末までにその数はさらに11%増加すると予測されている。ニューヨーク市住民810万人のうち、フードスタンプ(低所得者向け食糧供給制度)受給者はおよそ110万人にのぼるという。(市民団体『ニューヨーク市飢餓対策連合(New York City Coalition Against Hunger)』が発表した調査による)

「怠け者だから貧困に陥るのだ!むやみに支援策を拡大すべきでない」と米保守層は主張しがちだが、近年急増する貧困層とは、怠けているどころか必死に働いて家族を食わせている人たち(ワーキング・プア)である。ニューヨークの例でいえば、ニューヨーク市の公共業務に就いている労働者のうち約8,000人(市職員の3%)は、あまりにも低賃金なので家族を食わせるためにフードスタンプに依存しているということだ。NYデイリーニュース紙報道

もちろん、貧困増加はニューヨークだけの現象ではない。アメリカ内国歳入局が先ごろ発表した統計によれば、およそ6,000万人のアメリカ国民が1日7ドル(約827円)以下の収入で暮らしているという。一方で、ウォールストリートのCEO達は50億円のボーナスを受け取り、石油メジャーCEOの退職金は400億円を軽く超えるのである。

続きを読む "一方ウォールストリート以外のアメリカでは・・・" »

2006/12/18

米証券業界の好景気とゴールドマン・サックス

今年も米証券業界は札束に埋もれて嬉しい悲鳴をあげているらしい。

米投資銀行大手ゴールドマン・サックスの2006年度売り上げ総額は370億6,700万ドル(約4兆3,802億円)、純利益は93億4,000万ドル(約1兆1,037億780万円)で、ウォールストリート史上最高額を記録している

好成績のおかげで、ゴールドマン・サックスのCEOを務めるロイド・C・ブランクファインの今年のボーナス額は5,000万ドル(約59億850万円)を超えるそうだ。この金額に驚くのはまだ早い。なにしろ、彼は証券業界の稼ぎ頭というわけでもないらしく、例えばモーガン・スタンレーCEOのジョン・J・マック、ベア・スターンズ証券CEOのジェームズ・ケイン、メリル・リンチ証券CEOのE・スタンレー・オニールも今年は4,000万ドルから5,000万ドル超のボーナスを受け取るそうである

ウォールストリートの好景気はどれくらい続いているのか?そのボーナス額推移(90年-2005年)を以下にグラフで示してみた。例えば、2005年度にニューヨーク証券業界全体では215億ドル(約2兆5,406億円)がボーナスとして支払われていて、1人あたりの平均ボーナス額は12万5,500ドル(約1,483万円)に達している。
source
ウォールストリートのボーナス額変遷(総額)
ウォールストリートのボーナス額変遷(1人平均額)

証券業界で金持ちが増えれば、高級品市場も素早く対応する。遠くのショールームまでお客を歩かせてはいけないという親切心(商魂)から、BMWは2年前からウォールストリートでショールームを運営しているという。

続きを読む "米証券業界の好景気とゴールドマン・サックス" »

2006/12/14

真珠湾攻撃65年後の証言:米巡洋艦は見ていた

先日、コロラド州の地元新聞に真珠湾攻撃に関する大変興味深い記事が掲載されたので、以下に全文翻訳して紹介。

同記事の取材先、米海軍退役軍人フェントン氏の証言によれば、真珠湾攻撃直前に、ダグラス・マッカーサー将軍(当時はアメリカ極東軍司令官)は、日本の艦隊が太平洋上を合衆国方面に向かっているという報告を受けていたことになる。

USS Boise, CL-47

米巡洋艦ボイシ(1938年-1946年)

続きを読む "真珠湾攻撃65年後の証言:米巡洋艦は見ていた" »

2006/12/04

速報:ボルトン米国連大使が辞任表明

AP通信の速報によると、かねてより予測されたとおり、ボルトン米国連暫定大使が辞任を表明し、ホワイトハウスも辞任を承諾したとのこと。現地時間で4日(月)午前中に、ブッシュ大統領と揃って国連大使辞任記者会見を行う予定。

クルーグマン:「経済大波乱の兆し」

今回は、米国を代表する経済学者の1人、ポール・クルーグマンの最新コラムを以下に翻訳。


続きを読む "クルーグマン:「経済大波乱の兆し」" »

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31