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2007/04/13

追悼:ヴォネガットさん、どうか安らかに・・・

“私は、偶然にも、偉大なるSF作家のアイザック・アシモフの後継者として、全く役立たずの立場ながら、アメリカ人道協会名誉会長になってしまったわけです。何年か前にアイザックの追悼行事で、私が喋ることになって、こんなことを言ったんです:「今、アイザックは天に召されています。」人道主義の方々の前で言うには最高に愉快な言葉でしたな。皆さん大爆笑だ。元に戻るまで数分かかりました。あって欲しくないと思いますが、万一私が死ぬことになったら、こう言っていただきたい。「カートは今、天に召されています。」これが私のお気に入りのジョークなんですよ。”

-from 『祖国なき男(A Man Without a Country)』

カート・ヴォネガット氏公式サイト

以下、ワシントンポスト紙2007年4月12日付報道から抜粋:

戦争の不条理と科学の進歩に疑問を唱える風刺小説家として『スローターハウス5』や『猫のゆりかご』等の悲観的なユーモア作品で知られるカート・ヴォネガット氏が、水曜日に亡くなった。84歳だった。

ヴォネガット夫人で写真家のジル・クレメンツの話によれば、ヴォネガット氏は、生涯を通じた喫煙習慣にも関わらず長生きしたことをしばしば驚いていたが、数週間前にマンハッタンの自宅で倒れてから脳損傷を煩っていたという。

Kurt Vonnegut

散歩中のカート・ヴォネガット氏(source


ワシントンポスト紙からさらに引用:

生前のヴォネガットは、死ぬとしたら、飛行機に乗ってキリマンジャロの山頂にぶつかって死にたいと語っていた。また、老いることの難しさを冗談にすることもあった。

「ヘミングウェイが死を選んだ時、彼は人生の最期にピリオドを選択したのだ。老いるには、むしろセミコロンがふさわしい。」2005年、AP通信に対してヴォネガットはそう語っている。

「私の父は、ヘミングウェイと同じように、銃狂いで晩年は機嫌が悪かった。でも、父は自殺しないことを誇りにしていた。私も同じようにしようと思う。子供達に悪い手本を残さぬようにね。」


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