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2007/09/25

"Maverick"と呼ばれた男:マイク・グラベル猛語録(2)

「私は非常にユニークな大統領になると約束するよ」

2007年9月14日、デンバーポスト紙インタビューでの発言

マイク・グラベル

デンバーポスト紙評:「木曜日に行われたインタビューに、グラベル氏は息子のマーティンと、彼自身のアイデアを伴って現れた。側近はなし。話を遮る広報担当者もいない。護衛もなく、コロラド州予備選での勝利という幻想も持たず・・・」

(マイク・グラベル関連過去記事:異色のド根性大統領候補:マイク・グラベル2008年合衆国大統領選挙:選挙資金情勢、CNN・YouTubeディベート:バラク・オバマの欺瞞Stop and Think:マイク・グラベル猛語録(1)

同情するなら献金しろ!

(ラジオの電話質問コーナーで、リスナーから):
「私はエドワーズ候補に献金しているんです-彼を支持しているので・・・でも実際のところ、あなたのことを以前より気に入ってるんです・・・」
グラベル:
「お願いだから私に献金してくれ。エドワーズに献金した額の2倍で頼む!」

(2007年7月:ネヴァダ州ラジオ局KNPRのインタビューにて)

民主党はチェイニーの策に嵌っている!

マイク・グラベル:
「・・・政府は数字を誤魔化して、イランに関する諜報も捏造していくだろう。そして我々は政府の計略に引っかかるんだ。私は非常に懸念している。私が望むのは、いかなる状況でもイランに侵攻しないという議決案を議会が可決することだ。ちょっと考えてみて欲しい。イランが我々に何をしたというのだ?政府はイランが我が国の兵士を攻撃しているとの諜報を持ち出すが、イラン政府を転覆させようと25年間も試みている我が国はどうなんだ?我々は彼らの民主主義を攻撃した。そして今、戦争を拡大する口実に彼らを持ち出そうとしている。ネオコンたちが1997年に立案した計画通りだ。だから、民主党がイラン問題を認める度に、チェイニー副大統領の試みを手助けすることになるんだよ。」

-ABC放送主催民主党大統領候補ディベートでの発言(2007年8月19日アイオワ州ドレイク大学にて)

傲慢なアメリカに喝!

マイク・グラベル:
「なぜ(イラクを)統治できると思うんだね?皆さんが耳にしているのはアメリカ帝国主義のことだ。それはうまくいってないし、今後も決してうまくいかないんだ。一体私らは何様のつもりだ?イラク国民を悪者にして、自分たちの失敗を認めようとしない。ああ、イラク国民がしっかりしてないからダメなんだというわけだ。

いいかね、全兵士を撤退させてイランに頼むんだ。イランはタリバン政権打倒を支援してくれたじゃないか。イランだ。もしイランの支援が望めず、シリアもサウジアラビアも助けてくれないとなれば、そりゃもちろん大失敗だ。」

ABC放送主催民主党大統領候補ディベートでの発言(2007年8月19日アイオワ州ドレイク大学にて)

神ではなく人間を愛するということ

マイク・グラベル:
「私が信じるのは愛だ。愛は勇気を与えてくれる。そして勇気は人生に大切な美徳をもたらしてくれる。誰でも祈ればいい-私はいつも人からそう説かれたが、祈る人の多くが戦争を好み、同胞である人類を殺したがるという事実に打ちひしがれた。それにはがっかりだ。我々に必要なのは、人類同士の愛ではないかと私は思うんだ。」

ABC放送主催民主党大統領候補ディベートでの発言(2007年8月19日アイオワ州ドレイク大学にて)

教育は北欧モデルを!

マイク・グラベル:
「我が国の識字率は世界第46位だ。我が国では児童の30%は高校を卒業できない。これがこの国の未来にとってどういう意味を持つことになる?それなのに我が国では、教育には競争が必要だという従来どおりの対応しかしない。ちょっと考えてみてくれ。イラン-いや、イランじゃなくて、スペイン、ノルウェイ、フィンランド-これらの国々は、超大国じゃないが、児童には幼児期から大学まで費用扶助があるんだ。なぜアメリカ人は教育を最優先事項にできない?・・・まあ、皆さんが大統領と同じように、兵士を10万人増派させるというなら無理だろうな。次はどこを核攻撃する?次は誰と戦うつもりだね?」

ABC放送主催民主党大統領候補ディベートでの発言(2007年8月19日アイオワ州ドレイク大学にて)

国境なき大統領候補

(以下は2007年9月9日にフロリダ州マイアミ大学で開催されたヒスパニック系住民向け民主党大統領候補ディベートでの発言集。珍しく発言時間が他候補者並に与えられたマイクは、会場の聴衆をおおいに沸かせた。ディベートはスペイン語に翻訳されテレビで放送された。)
司会者:
「グラベルさん、今回の(ヒスパニック系聴衆向け)討論会に参加することが重要と思った理由は?」
グラベル:
「(先に同じ質問に回答したバラク・オバマらを指して)彼らがすでに言ったとおりだよ。(会場笑い)良い機会だからね。

ところで、今、私はこの場を借りてソリアーノ氏の家族にお悔やみを言いたい。アーマンド・ソリアーノ氏は先日イラクで殺害されたが、彼の父親は本国に強制送還されようとしているんだ。私が思うに、この状況は何か根本から間違っている。(会場、喝采)

ちょっと考えてみてくれ。私は移民二世だ。私の両親は、皆さんの両親同様、この国に移住してきたんだ。それに私は、英語が話せるようになる前はフランス語を話していた。両親は苦労した-親父はとても謙虚な人間で、学問もできなかったが、働いてこの国で暮らすことができた。だから、私はこの国に移住してくる全ての人間に敬意を払おうと思う。なにしろ、私達は全員移民なんだからね。この偉大なる土地には、先住民族以外は住んでなかったのだから。」(会場、喝采)

テロは戦争ではなく犯罪

司会者:
「オサマ・ビン・ラディンが再びビデオで登場し、合衆国が未だ脆弱であると警告しています。9/11テロ発生から6周年を迎える2日前である本日、ビン・ラディンを拘束するためにこれまで実施されていない方法として、何ができると思いますか?」
グラベル:
「まあ、まず手始めに、テロリズムは戦争ではないと悟るべきでしょう。テロとの戦争なんて無意味だ。---(会場の喝采で中断)---文明社会の始まりからテロは存在したし、文明が終わるまでそれは続く。テロ自体は、犯罪として扱われるべきだよ。今後、アメリカ合衆国はインターポールや諸外国と協力して、テロリストたちを法に基づいて裁くべきだが、我が国の政府は全く正反対のことをしている。3年前、タリバンを追い払う時にはイラン政府の支援を求めたのに、今では彼らを『悪の枢軸』と呼んでいるんだ。諸外国の支援もあったのに、我が国の政府は必要ないというんだ。インターポールには700万件もの盗難パスポートのデータベースがあるのに、我が国の諜報機関はどこも接触しようとしない。海外どころか、国内でさえ協力しあうこともできないんだ。」(会場、喝采)

国境壁建設はアメリカの恥

司会者:
「では別の話題に移ります。移民に関する重要な課題です。オバマ議員から始めましょう。9/11テロの実行犯のうち、メキシコ国境から入国した者は1人もいませんが、国家安全保障の名目で何故メキシコ国境沿いに国境壁が建設されているのでしょうか?そして、なぜカナダ国境には建設されていないのでしょう?(会場、喝采)オバマ議員、クリントン議員、ドッド議員の3人は、壁の建設に賛成票を投じています。・・・(以下略)」
グラベル:
「我々が理解する必要があるのは、移民問題は国家的なスケープゴートにされているということだ。移民がスケープゴートにされている理由は、我が国の教育政策が失敗し、医療政策も失敗しているからで・・・(会場、拍手)周りのどこを見ても、私達の社会は崩壊しているんだ。それで我々は、責任をなすりつける相手を探しているというわけだ。

南部に国境壁を建設するなんて思いつきは恥ずかしい限りだ。・・・(会場、喝采)・・・恥ずかしいよ。ところで言っておきたいんだが、カナダにも塀があることは皆さんお気づきでないようだ。ご存知ないだろうな-私はつい最近カナダに行って来たんだ。カナダには3秒で入国できたよ。ところが帰国するには2時間もかかった。自分の国に戻るために2時間も行列に並ばなきゃいけないんだ。何かが間違ってる。人々をスケープゴートにするのは止めるべきだ。人々がここに来る理由は、家族を食わせるためで、他国に居たら飢えてしまうからだ。この件には、西半球全体で取り組むべく新たな外交政策が必要だ。」(会場、拍手)

不法滞在?制度を変えろ!

司会者:
「次の質問はグラベルさん宛てです。およそ6万世帯が連邦捜査で離散されましたが、合衆国内で生まれた不法滞在者の子供は500万人以上になります。大統領になったら、こうした捜査を中断しますか?」
グラベル:
「もちろんだ。私が思うに、あれは言語道断だ。強制捜査して家族を分断するなんて・・・ちょっと考えてほしい。この人たちの望みは、家族を食わせるための金を稼ぎたいだけなんだ。故郷に送金したり、家族を呼び寄せたりするだけじゃないか。もしも国境を越えてもっと簡単に行き来できるようにすれば、こんな問題は起きないんだよ。」

敵を作るよりも友人を作れ!

司会者:
「ウーゴ・チャベスは独裁者だと思いますか?彼との関係を絶ちますか?」
グラベル:
「とんでもない。実際のところ、私なら彼に手を差し出すよ。CIAが彼を失脚させようとした件はお忘れかな?どうかな?彼は敵か?違う。彼は敵じゃない。我々が彼を敵に仕立て上げたんだ。我が国はイランにも同じことをしている。チャベスがイランと取引したって構うもんか。たくさんの国々が互いの指導者同士で交流するようになって、ゆくゆくは地球がひとつだと考えられるようになればいい。そうすれば何も問題は生じない。フィデル・カストロも同じだ。なぜ我々はキューバを認めないんだ?なぜ?何が問題だというんだ?(会場、拍手)我が国から125マイルも離れた国の人々がなぜ25年間も差別されなきゃならないんだ?まったく無意味だよ。我々は手を広げて諸外国を友好的に受け入れるべきで、敵を探し出すような振舞いは止めるべきだ。」(会場、拍手)

マイク・グラベル公式サイトリンクYouTube公式ページリンク

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以前も「マイク・グラベルを米国大統領に! 」というエントリで書いたけど、その際の参照元である「暗いニュースリンク」に、マイク・グラベル猛語録の続編があって、更にグラベル爺さんに惚れてしまったわけで。 Maverickと呼ばれた男:マイク・グラベル猛語録... [続きを読む]

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