米炭そ菌事件:FBIが容疑者を特定?
2001年秋、9/11同時多発テロ直後の米国で、生物兵器にも使われる炭そ菌の粉末が入った封書が、米民主党議員のオフィス他数ヶ所に送付され、封書に接触した5人が死亡、さらに十数人が感染した事件について、FBIが容疑者の絞込み段階に入っていることが米メディアで報道され始めている。(source:米フォックスニュース2008年3月28日付、時事通信)
フォックスニュースの入手した情報によれば、FBIは容疑者を4人に絞り込んでおり、そのうち3人はメリーランド州フォートデトリックにある陸軍感染症医学研究所に出入りする科学者で、1人は前司令官代理、もう1人は炭そ菌の専門家、1人は微生物学者であるという。
炭そ菌事件をめぐっては、事件発覚当初はオサマ・ビン・ラディンの関与が示唆されたり、元国連査察官がイラク政府(サダム・フセイン政権)の関与を指摘するなど、デマや憶測が乱れ飛んだ。しかし最近は、フォートデトリックの研究所から盗み出された研究用の炭そ菌が犯行に使用されたという説が有力視されていた。
一方、事件への関与が疑われてから、フォートデトリック関係者の中には疑惑を払拭する発言もあった。同研究所のジョン・パーカー司令官は「陸軍感染症医学研究所に貯蔵されているのは液体状の炭そ菌であり、(事件で使用された)粉末状のものはない」と説明していた。しかし同時期の研究所内部では、事件で使用された炭そ菌が、研究所に貯蔵されたものと酷似していると、研究所に勤務する科学者たちによってかなりおおっぴらに議論されていたらしいことが、フォックスニュース側が入手した内部メールにより明らかになっているという。
フォックスニュースの報道内容について、FBI側は今のところ沈黙を保っている。
| 固定リンク | トラックバック (0)







