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2008/03/01

マイク・グラベル:インタビューで親日ぶりをアピール

驚いた。全く驚きだ。

どなたかは存じ上げないが、マスコミ関係者(?)とおぼしき日本人女性が、合衆国大統領選挙予備選を控えた1月7日のニューハンプシャー州マンチェスターのエルム通りで、選挙キャンペーンに向かう途中のグラベル夫妻に、路上で直撃インタビューを行っている模様が、YouTubeに投稿されていた。屋外のため騒音が酷く、聞き取れない部分が多い動画だが、以下に一部を解説する。


マイク・グラベル:
(選挙活動について)
「私のトシになるとキツイよ。もう77歳だからな。もしも私が日本で立候補したなら、もっと善戦できると思うよ。日本とか中国とかアジアでは、知識と経験のある人間は尊敬されるだろう?ところがアメリカ合衆国じゃ、尊敬を集めるのはブリトニー・スピアーズやパリス・ヒルトンみたいな有名人ばかりだ。文化の違いもあるだろうが、あなたの国の文化のほうがちょっとマシかもしれんよ。」



マイク・グラベル:
「日本の人々にはとても好感を感じているよ。アラスカで・・・」(騒音で聞き取れない)
女性インタビュアー:
「日本についてそこまで言及する合衆国大統領候補者は、あなたが初めてですね。」
マイク・グラベル:
「おーそうかい、じゃ、ひとつ言っとくよ。選挙で公職に就いた者の中で、第二次大戦後に広島を訪問したのは、合衆国では私が初めてだったんだ。テッド・ケネディが行ったのはその1年後だな。そこで私は(訪問の際)もてなしを受けて、言葉では言い表せないくらい、感銘を受けた。とても感動した・・・それが理由で、私はものすごい反核家になった。そこからさらに進んで、私は核実験に反対するようになったが、それは広島の事があるからなんだよ。」(以下略。インタビューの最後、マイクは「ありがとう」と日本語で締めくくっている。)

Citizen Power: A Mandate for Change

37年前に刊行されたマイク・グラベルの著作が、内容を大幅刷新して今年再刊。新たにラルフ・ネイダーが序文を書いている。Citizen Power: A Mandate for Change



My America

マイク・グラベルが自身の政治遍歴を綴る新刊。My America

マイク・グラベル氏が広島を訪問していたというのは初耳だ。(大変失礼ながら)本人の勘違いでないとしたら、これは案外大変なことかもしれない。(本人の説明から推察すると、アラスカ州議会下院議員だった1964年頃に訪日していたことになる。グラベル氏の経歴における海外経験といえば、米陸軍対敵情報部隊の特別要員-退任時の階級は陸軍中尉-として、ドイツに駐留していたという記録しか見当たらなかった。)

それにしても、なんとも奇妙な事態だ。広島で反核に目覚めたアメリカ大統領候補が、全米放送の討論会で堂々とアメリカ政府の軍事帝国主義を批判し・・・そして、テレビに出られなくなった。一方で日本政府は、アメリカ政府のイラク侵略を支持し、軍事行動を支援し、日本国民に対しては、平和外交を行っていると嘘を言う。・・・こんなねじれた世界で、私達は米国民同様、財布をカラッポにしながら生きているわけだ。

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