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2008/12/04

ムンバイ同時多発テロ:残りの犯人グループが逃走中?

11月29日までに収束が伝えられていたムンバイ同時多発テロ事件で、少なくとも5人前後の実行犯が現在も逃走、もしくは活動している可能性があり、インド治安当局は現在も海岸地区を中心にテロリストの捜索を続けていると、インド国内紙インディアタイムズ紙が12月3日付けで報道している

英タイムズ紙がインド治安当局筋の内部情報として伝えたところでは、犯人グループがムンバイ上陸に使用したボートに残した装備品は15人分あり、すでに実行犯と特定された10人(9人が射殺、1人拘束)以外に5人が、武装して上陸している可能性が高いという。

また、拘束された犯人の自供内容によれば、今回のテロ計画のために24人のメンバーがパキスタン国内で軍事訓練を受けていたという。捜査当局者は、行方不明のメンバーは、武器の輸送や現地での準備作業を担当していた可能性もあるとみている。

現地ではテロリストが今も逃走中との情報が伝わっており、また、最初の銃撃現場となったチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅で、すでに治安当局が安全を確認し一般利用が再開されていた3日、新たに駅構内から爆弾が発見され、慌てて信管除去処理が行われたという失態もあり、次のテロが発生する懸念は消えていない。

ところで、インド治安当局が尋問中の犯人アザム・アミール・カザフの供述内容によれば、彼の出身地はパキスタン東北部パンジャーブ州南部のファリードコット村とのこと。この人口3,000人ほどの場所に、米マクラッチー紙がさっそく裏付け取材に行ったところ、地元で犯人を知るものはいなかったという。同地にはパキスタン軍統合情報局(ISI)も裏付け捜査(?)に来ていたらしい。報道によれば、拘束された21歳の犯人は流暢な英語を話すという。しかしマクラッチー紙記者の見たところでは、村の言葉はパンジャビ語で、聖戦士の土壌となるデオバンド派等他の過激なイスラム思想を伝える様子もないという。現地のマドラサ責任者はインタビューで言う:「インドとパキスタンの和平を祈ってます。罪なき者を殺すのは間違いです。イスラムもそれを許していません。アメリカの爆撃も罪なき者を殺していますけどね」

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