カテゴリー

アクセスの多い記事

マイケル・ムーア関連記事

2009/08/21

マイケル・ムーア最新作『Capitalism: A Love Story』予告編が公開

アメリカを代表するドキュメンタリー作家マイケル・ムーア監督の最新作『Capitalism: A Love Story』の予告編が公開されたので以下に貼り付け。10月2日全米公開予定。

2009/05/22

マイケル・ムーアの最新作が10月2日から全米公開

Michael Moore's Financial Collapse Documentary Gets Release Date

最新作の撮影風景。ニューヨーク証券取引所から出てきた関係者に突撃インタビューをしているところ。(source


『オクトーバー・サプライズ』-公式サイトで、マイケル・ムーア監督は最新作公開日に言及している。

ロイター通信によれば、ムーア監督の最新作は世界経済危機がテーマで、全米公開日は今年10月2日に決定されたが、正式タイトルは未だ明らかにされていない。プレスリリースによると、ムーア監督は次回作についてこう説明しているという:

「富裕層は、ある時期から、自分たちがまだ充分には裕福でないと思い込むようになった・・・彼らはもっと儲けたいと思った・・・もっとたくさんだ。それで彼らは、アメリカ国民が一生懸命働いて稼いだ金を、組織的に巻き上げる仕組みを企てた。一体彼らはどうやったのか?次回作でそれを明らかにするつもりだ。」

2008/09/05

マイケル・ムーアが最新ドキュメンタリー作品を無料公開

Michael Moore's SLACKER UPRISING

『野球帽を被ったむさ苦しい男』として全米で知られるアクティビスト兼ドキュメンタリー作家のマイケル・ムーアが、最新作品をオンラインで無料配信すると発表した。

最新作品タイトルは『Slacker Uprising』(怠け者の蜂起)。内容は、2004年度大統領選挙時に全米62都市で行った講演活動の様子を記録したものらしい。すでに公開されているプロモーション映像は以下のとおり:

無料公開日は9月23日で、アメリカ合衆国およびカナダに在住し、同作品の公式サイト上でサインアップした人のみ視聴することができる。


2008/01/03

マイケル・ムーアがエドワーズ候補を推薦?

映画「Sicko」公開以来、大統領にアル・ゴア、医療保険と外交分野ではデニス・クシニッチを応援してきたマイケル・ムーアが、最新コラムで、民主党大統領候補にジョン・エドワーズを推薦すると示唆している。

クシニッチ候補を推薦しない理由については、先日のクシニッチ陣営による「アイオワ州党員集会では第二の選択肢としてバラク・オバマを推薦」という事実上の敗北宣言を重く受け止めているらしい。

民主党トップのヒラリー・クリントンを推薦しない理由について、ムーアは面白いことを書いている。以下に抜粋翻訳すると:

2ヶ月前、ローリング・ストーンズ誌が、特集企画として、クリントン議員、オバマ、エドワーズ各候補に、誰もしたがらないような質問を1対1で尋ねるって役を俺に依頼してきた。『民主党トップ候補者たちがマイケル・ムーアと激突!』取り決めとして、3人全員がインタビューに応じない限り、企画はお流れになるということだった。オバマとエドワーズはインタビューを承諾した。でもクリントン夫人が拒否したので、特集企画はお流れになったんだ。

俺の生涯最愛の人、ヒラリー・クリントンは、なんで俺と座って話そうとしないのか?彼女は一体何を恐れてるんだ?


続きを読む "マイケル・ムーアがエドワーズ候補を推薦?" »

2007/07/14

マイケル・ムーアvs.グーグル?

マイケル・ムーア『シッコ』に対する批評の数々

「“シッコ”はムーアの作品としては最重要作で、最も感動的で、最も刺激的な作品だろう。彼のこれまでの作品に比較しても、かなり趣を異にしている。」
ロサンゼルス・タイムズ紙

「ムーアの最も確かで、最も敵対的でなく、しかもおそらく最も重要な作品。」
ニューヨーク・デイリーニュース紙

「“シッコ”はムーアの最高作であり、今までで最も注目すべき作品で、激怒に満ち独善的すぎる“華氏911”よりもはるかに説得力がある。」
ボストン・グローブ紙

「“シッコ”は人々を恐怖に陥れるだろうが、そうであるべきなのだ。」
サンフランシスコ・クロニクル紙

「説教臭く、映画的悲喜劇に満ちているが、“シッコ”は名作である。」
タイム誌

「“シッコ”はムーアの最高作だ。怒りと、望みと、イカれた行動が絶妙な配分で散りばめられ、医療保障と仕事の関係に深遠な疑問をもたらしている。」
ニューヨーク・マガジン誌

「“シッコ”はムーアの作品としては最も異論を呼ばず、広範に訴求できる作品である。」
ニューヨーク・タイムズ紙

「紳士淑女の皆さん、私達が同意できることが二つあります:アメリカの医療システムは破綻していること。それを修正できる人物はマイケル・ムーアではないこと。」
ワシントン・ポスト紙

アメリカの医療危機問題をテーマにしたマイケル・ムーアのドキュメンタリー最新作『シッコ』が全米公開され、米医療システムへの懸念は業界への怒りに波及し、その影響力が拡大しつつある。しかし、医療保険業界や製薬業界がそうした事態に黙っているわけもなく、すでに業界側からの反撃が大手メディアを通じて開始されている。

ところで、ムーアに対する攻撃は、意外な場所でも起こっていた。ネット検索最大手のgoogle社で、医療業界向け広告枠の販売を手がけるローレン・ターナーという社員は、同社公式ブログ6月29日付のエントリー:『ネガティブな報道でビョーキになる?』で、『シッコ』について書いた。以下に一部引用すると:

「議員も、訴訟屋も、患者団体も活気付いてますが、私達の周辺では不安が広がっています。そりゃそうでしょう?ムーアは医療保険企業や医療サービス、さらに製薬業界に対して、個別の主観的な、システム上最悪の物語を引き合いに出して攻撃しているのです。ムーアの映画は、この業界を金とマーケティング主導の世界と見なし、患者の幸福と治療に対する業界の貢献については示さずにいるのです。」

明らかに、彼女はムーアの姿勢と作品『シッコ』をお気に召さないらしい。それはいいとして、注目を集めたのは投稿の後半部分にある以下の主張である:
「わが社ではテキスト広告、ビデオ広告、リッチメディア広告を、有料の検索結果枠や当社の拡大しつづけるコンテンツネットワーク中の適切なウェブサイトに掲載できます。問題がどうであれ、グーグルは人々を啓蒙し貴社のメッセージを宣伝するためのプラットフォームとしての役割を果たします。」

ローレン・ターナーの主張がおわかりだろうか?ムーアが作品で提起する医療危機問題を単純に業界に対する攻撃と考え、彼女はクライアントである医療業界に対して、googleにもっと広告を出稿すれば市民側の業界批判を抑えられると提案しているのである。どうやらローレンは、医療業界人以外の人々もgoogle社ブログを読むことは想定していなかったらしい。

続きを読む "マイケル・ムーアvs.グーグル?" »

2007/06/23

マイケル・ムーア最新作『シッコ』公開前から大評判

現在、アメリカ合衆国にはマイクという名の要注意人物が3人いる。マイク・グラベル、マイク・ブルームバーグ、そして、日本にもお馴染みの“野球帽を被ったむさ苦しい男”マイケル・ムーアだ。

Sicko

今回はその、マイケル・ムーアの話題。彼の最新作『Sicko』日本語タイトル『シッコ』、今年8月公開予定は今年6月29日から全米で公開されるが、その前評判が凄まじい。特徴的なのは、前作『華氏911』と違い、今回はリベラル派はもちろん、かつてムーアに批判的だった人々からの支持も拡大しつつある事実だ。ワシントンで開催されたプレミア試写会にはダレル・アイシャ議員(共和党・カリフォルニア州)も姿を見せ、「医療危機問題は党派を超えた課題ですからね。」と作品を讃えた。前作に冷静だった政治批評家達からも、「ムーアのキャリア中ベスト作品」との呼び声が上がり始めている。

ムーアは、『シッコ』でアメリカの医療危機問題をテーマにしているが、作品中で取り上げるのは5,000万人近い医療保険未加入のアメリカ人だけではなく、民間の医療保険に加入しながら適切な保障が受けられなかった多くの中流層の人々の物語である。攻撃のターゲットは、医療現場で暴利を貪る医療保険業界と製薬業界、さらにそうした業界の横暴を許す政治家たちだ。ムーアはストレートに、民間医療保険業界は廃止すべきで、製薬企業には大幅な規制が必要と訴え、両業界から金を受け取って政府規制緩和に努める共和・民主両党の有力議員たち-リック・サントーラム、ヒラリー・クリントンらを批判し、カナダやイギリス、フランス他の先進国事例を引用し、国民皆保険制度の導入を主張する。

ムーアの批判に医療保険・製薬業界側が黙っているはずはなく、保守派シンクタンク各グループと協力して映画公開を前に着々と反論準備を進めているらしいが、おそらく今回の業界批判は抑えられないだろう。ムーアの主張に同意する国民は大勢いる。例えばウェブ動画最大手YouTubeはムーアに共鳴し、「医療サービス恐怖体験」「医療保険業者とのやりとり」の動画投稿を受け付けていて、投稿動画はどんどん増えている。全米で高い人気を誇る女性タレントのオプラ・ウィンフリーは自身のショーでムーアと対談し、公式サイトで専用意見投稿フォームを設けている。

医療業界以外で戦々恐々としているのは、どうやら2008年度大統領候補達らしい。ムーアは、民主党先頭集団(オバマ、エドワーズ、ヒラリー)らの医療制度改革案を「依然として医療保険業界を擁護する妥協案」として批判する。おそらくもっとも慌てているのは、映画の中で強烈に批判されているヒラリー・クリントンだ。かつて国民皆保険制度導入を試みたこの上院議員は、最近では医療保険・製薬業界から献金を受ける議員リストのトップに立ち、2008年大統領選にむけて、「我こそは医療危機問題にもっとも強い大統領候補」と宣伝している。この矛盾に彼女はこの先どう応えるつもりだろう?(もっとも、ムーアの“医療保険業界廃止プラン”に沿った医療制度改革を唱える民主党候補者は、プレミア試写会にも参加したデニス・クシニッチだけのようだが・・・)

『シッコ』にまつわる今後の反響については追ってカバーするとして、今回は以下に、英インディペンデント紙上に掲載された作品関連記事を翻訳して掲載。(文中リンクは訳者による)

続きを読む "マイケル・ムーア最新作『シッコ』公開前から大評判" »

2007/04/17

マイケル・ムーア、次回作で早くも大波乱の予兆

『華氏911』の大ヒット以降、総じて沈黙を保っている米ドキュメンタリー作家マイケル・ムーアが、次回作の公開に向けていよいよ活動を再開したらしい。『Sicko(病人)』という仮タイトルの次回ドキュメンタリーは、今年5月に開催予定のカンヌ映画祭での初公開を目指して編集作業が進められているという。4月20日追記:ムーア公式サイトの最新ニュースによれば、今年のカンヌ映画祭は5月16日-27日、『Sicko』は特別招待作品として上映が決定したとのこと。)

以前から報道されている通り、新たにムーアが取り組む課題はアメリカ医療システム危機問題、特に巨大製薬企業の問題が標的となるとみられている。

続きを読む "マイケル・ムーア、次回作で早くも大波乱の予兆" »

2004/12/24

マイケル・ムーア、次回作の標的は製薬業界?

ロスアンゼルスタイムズ紙2004/12/22付け記事より。

マイケル・ムーアが、米国の製薬・医療業界をテーマに、次回作に向けて取材を開始しているという。本人曰く、次回ドキュメンタリーの暫定タイトルは「Sicko(病人)」だそうである。ロスアンゼルスタイムズ紙エンターテイメント欄のスクープ記事から、冒頭部分を抜粋して以下に翻訳(強調は訳者による)

具合が悪くなる(Giving them a sick feeling)

---映画監督マイケル・ムーアに戦々恐々とする製薬業界

アメリカの製薬業界は、自らの健康に対する最新の脅威に戦々恐々としている。その脅威とは、マイケル・ムーアのことだ。

ムーア監督は、過去にゼネラル・モーターズ(『ロジャー&ミー』)、銃擁護団体(オスカー受賞作『ボウリング・フォー・コロンバイン』)、そしてブッシュ大統領(『華氏911』)を標的にしてきたが、次回作では医療業界、保険業界、健康管理機関、FDA(食品医薬品局)、製薬業界に狙いを定めているという。

米国内医療業界の内、少なくとも大手6社は、すでに社内で従業員達に注意を促し、待ち伏せ取材に備えている。

「わが社では社内報で、ムーアが次回作のドキュメンタリー制作に着手していることを記事にしていますから、野球帽を被ったむさ苦しい男を見つけた際には、それが誰かすぐに判別できるのです」ファイザー社国際調査開発部門の広報担当者、スティーブン・レドラー氏は語っている。

今年9月と10月に、業界第二位の規模を誇るグラクソスミスクライン社、アストラゼネカ社、ワイエス社は、社内向けにムーア警報を発令し、メディア及び映画制作者から質問を受けた際には広報部に引き継ぐ旨、従業員に通達している。 メルク社、アボット・ラボラトリーズ社、イーライリリー社、ブリストル・マイヤーズスクイブ社、 ノバルティス・ファーマ株式会社、テバ薬品産業社等は、メディア対応について社内で定期連絡を行っているが、ムーアを特別扱いはしていないという。ジョンソン&ジョンソン社からはコメントを得られていない。(以下略)


次回作でも、ムーア監督は相当取材に苦労しそうな雰囲気である。

2004/08/15

映画に何ができる?・・・何でもできる!

恵比寿ガーデンプレイス「華氏911」初日の行列

恵比寿ガーデンプレイス「華氏911」初日の行列(写真をクリックすると拡大表示します)

2004年8月14日、マイケル・ムーアの「華氏911」日本国内上映がついに開始された。私も恵比寿ガーデンプレイスで待たされた観客の1人だ。ラーメン以外で行列に並ぶのは滅多に経験していないが、有意義な時間だった。

「華氏911」の批評などとてもできない。この作品は批評されることを最初から必要とされていない。映画を観てから、劇場を出て、観客の頭を支配するのは、例えばこんな考えだろう。:「自分は何を知っている?自分には何ができる?」

マイケル・ムーアは身をもって映画の可能性を世界に知らしめた。ブッシュ政権にとって、今や映画は大量破壊兵器となってしまった。恐怖ではなく、知性によって大衆を動かすことが出来る武器は、独裁者にとって最大の脅威となる可能性がある。驚いたことに、マイケル・ムーアは単に「質問をする」という行為によって、この驚くべき潮流を作り出してきたのだ。

さて、私には何ができる?

僅かばかりではあるが、「華氏911」に登場した事実に関連する情報をあらためてリンクとして紹介しよう。「ニュースリンク」としてはこれが精一杯。

2000年大統領選挙の不正については、グレッグ・パラスト氏の記事や、英BBCのドキュメンタリー(動画)を参照してほしい。もちろん選挙不正はフロリダ州に限ったことではない。これについては後日お伝えしよう。

ブッシュ大統領の怠慢な仕事ぶりについてはこちらの投稿を参照してほしい。リチャード・クラークの言うとおり、ブッシュはテロ対策をしなかっただけではなく、ビン・ラディンとサウジに関わるFBIの捜査を中止させた。最近ではアルカイダ捜査のタイミングを選挙に積極利用している

911テロの直後にサウジ関係者が米国を脱出した事実は、クレイグ・アンガー氏の記事を参照。サウジ王家とブッシュ家のつきあいについては最新情報もある。

「愛国法」の問題とアッシュクロフト司法長官についてはこちらの投稿、米国のテロ警告システムについてはこちらの投稿を参照。

マイケル・ムーアがブッシュを「脱走兵」と呼んだ件は以前の投稿「大統領選挙とベトナム戦争」を参照してほしい。

米軍の巧みなリクルート戦略はこちらの投稿を参照してほしい。

米国の報道関連企業がいかに戦争を翼賛しているかについては、「臭い報道大賞(P.U.-Litzer Prizes for 2003)」関連記事(その1)(その2)(その3)(最終版)を参照。

米国政府が貧困層を戦争に送り出す仕組みについては、ナオミ・クラインの記事や、米国の地方新聞の翻訳記事を参照。

米軍によるイラク市民の虐殺についてはアルジャジーラの記事を参照。

ブッシュ政権の支持基盤である米国南部の教育状況についてはこの投稿を参照してほしい。

作品中に登場するハリバートンの広報ビデオ内容に反して、実際にはハリバートンは米兵士に腐った食事を提供したり、ブッシュ政権自身の法律を堂々と破ったり賄賂をばら蒔いたりと忙しい。破綻した電力企業エンロンは、ハリバートンにひけをとらない悪徳企業だ。カリフォルニア電力危機、シュワルツェネガー加州知事、イラク戦争等を背後で操ったりしている。またこうした米国の多国籍企業は(ブッシュがエリートと呼ぶ人たちだ)税金をほとんど払っていない

ブッシュ父の悪行については「ブッシュ犯罪家族・総覧(1)」を参照。これは妄想でも陰謀論でもなく、全て事実である。ホワイトハウスから追い出すだけでは、ブッシュ家が引き起こす世界の危機を防止することはできない

2004/08/10

「I Love You, Madame Librarian」byカート・ヴォネガット

現代アメリカ文学の代表的作家カート・ヴォネガットの最新コラムを以下に全文翻訳掲載。(文中リンクは訳者による)

同氏の作品の中で、個人的には「スローターハウス5(カート・ヴォネガット・ジュニア名義)がいちばん好きだ。それはともかく、憧れだった作家の言葉をリアルタイムに知ることができるのは嬉しい。残念ながら当のヴォネガット氏は、このところ大変不機嫌なご様子だ。その理由は・・・



「愛しの図書館員さん」
I Love You, Madame Librarian


In These Times誌2004/08/06付けコラム

by カート・ヴォネガット

皆さんの大半がそうしたように、私もマイケル・ムーアの「華氏911」をすでに観ている。作品タイトルはレイ・ブラッドベリの偉大なるSF小説「華氏451」のパロディである。ついでながら、この華氏451という温度は、書籍を作る紙の発火点のことだ。ブラッドベリの小説中のヒーローは、本を焼くのが仕事という公務員である。

本を焼くといえば、図書館員の方々に祝辞を言いたい。肉体的にはそれほど剛健でもなく、政府とのコネもなく、金持ちでもない彼等は、民主主義に反する横暴な連中が、書棚からある種の書籍を取り除こうとするのを断固として阻止し、その書籍を借りた顧客の個人情報を思想警察に受け渡すことを拒否している

私の愛するアメリカは未だ存在しているが、それはホワイトハウスや最高裁や上院や下院、メディアの中にはもはや見当たらない。私の愛するアメリカは、公立図書館の受付デスクに存在しているのだ。

書籍についてもう少し。私たちの毎日の情報源である新聞、テレビなどは昨今あまりにも臆病で、アメリカ人を代表するにしてはあまりにも気が緩んでいて、情報価値もほとんどないので、実際に何が起きているかを知るには書籍に頼るしかない。実例を示そう:クレイグ・アンガーの著作「House of Bush, House of Saud」は、屈辱的な、恥ずべき血塗られた年となる今年度の初頭に出版されている。

まだお気づきでない方のために言っておくと、フロリダの恥ずべき不正な選挙により何千ものアフリカ系アメリカ人の公民権が恣意的に剥奪された結果として、私たちは自らを、高慢で、にやついて顎を突き出した、無慈悲な戦争偏愛者として、ゾッとする兵器と反論を許さぬ姿勢でもって世界中に自己紹介しているのである。

まだお気づきでない方のために言っておくと、私たちはかつてのナチと同じくらい、世界中から恐れられ嫌われるようになっているのだ。

それには充分な理由がある。

まだお気づきでない方のために言っておくと、選挙で選ばれていないわが国の指導者は、ただ単に宗教と人種を理由にして、何百万もの人類から人間性を奪ってしまった。私たちは思いのままに彼等を傷つけ、殺し、拷問し、収監した。

そんなの朝飯前さ。

まだお気づきでない方のために言っておくと、私たちは宗教や人種という理由ではなく、下層階級の出身というだけで、自らの兵士達から人間性を奪ってしまった。

どこにでも兵隊を送り出せ。何でもやらせればいい。

朝飯前さ。

オライリー・ファクターだ。

そんなわけで、私は故郷を持たぬ男になった。ただし図書館員と、あなたが今読んでいるシカゴを拠点とした雑誌「In These Times」は例外だが。

イラク侵攻の前、偉大なるニューヨークタイムズ紙は、大量破壊兵器の存在を保障していた。

アルバート・アインシュタインとマーク・トウェーンは人生の終わりに人類に絶望したが、トウェーンは第一次世界大戦を見ないで済んだ。今や戦争はテレビ娯楽の典型例になった。第一次世界大戦が特に娯楽向きだとしたら、アメリカの二つの発明品、有刺鉄線とマシンガンのおかげだ。 手榴弾はそれを発明したイギリス人(シュラプネル)にちなんで名づけられた。あなたも何かの名前になりたいでしょう?

比類なき先達であるアインシュタインとトウェーンのように、私もまた人類には絶望しはじめている。そして、お気づきの方もあるかもしれないが、私が冷酷な戦争機械に降参したのは、これが初めてではない。

私の臨終の言葉?「人生とは動物一匹、ネズミ一匹にすら役にたたないものである。」

ナパーム弾はハーバード出身だ。Veritas!(ラテン語:本当だ!)

我等が大統領がクリスチャンだって?アドルフ・ヒットラーだってそうさ。

気違いじみた人々が、つまり良心なき連中が、情けや恥の意味もわからず、政府や企業から金を持ち出して、自分たちのものにしてしまうという時に、若い世代の人々に何というべきだろうか?

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

2008年度大統領選挙 | 911合衆国同時多発テロ事件 | Bookmarked Headlines | CIA関連 | NSAの令状なし盗聴問題 | This is not America | もったいない | アジア関連 | アフガニスタン | アフリカ | アメリカの正義 | アメリカの銃問題 | アルカイダとビン・ラディン | イギリス政府の犯罪 | イスラエルのレバノン侵攻と中東「クリーン・ブレイク」政策 | イラク侵攻の口実とWMD情報の捏造 | イラク戦争 | インドとパキスタン | ウィキリークス | オバマ政権 | オーストラリア | カナダ:穏やかな隣人たち | ケネディ暗殺 | コラム:ポール・クルーグマン | コンドリーザ・ライス | シュワルツネガー:政策なき野心家 | ジャック・エイブラモフ事件(共和党スーパーロビイストの米議会買収事件) | スマトラ沖地震 | チェス名人ボビー・フィッシャー | チキンホークとネオコン | テロの脅威、テロ対策の脅威 | ネオコンチームの秘密 | ハイチ情勢 | ハリケーン・カトリーナ大災害 | ハリケーン大災害 | ブッシュの違法盗聴命令 | ブッシュファミリーの秘密 | ブッシュ政権 | ブッシュ関係者の事件 | ブレアのイギリス | プレイムゲート:CIA工作員名漏洩事件 | ホワイトハウスの陰謀 | ボブ・ハーバート | ポリティカル・ジョーク | マイケル・ムーア関連記事 | ミャンマー(ビルマ)情勢 | メディアと大衆操作 | ヨーロッパ関連 | ランディ・カニンガム事件 | リベラルコンテンツ | ロンドン同時多発テロ事件 | 中東情勢 | 人種差別 | 伝説のド根性政治家マイク・グラベル | 兵士たちの戦争 | 劣化ウラン弾 | 北朝鮮 | 北朝鮮崩壊への道 | 医療問題 | 反ブッシュ | 合衆国の選挙不正 | 合衆国執行大統領ディック・チェイニー | 合衆国大統領の演説 | 合衆国大統領弾劾 | 国民監視計画:ブッシュが認めた憲法違反 | 国連 | 宗教と政治 | 宗教国家アメリカ | 小泉政権 driven by Bush政権© | 怪人プーチンのロシア | 政界ゴシップ | 日米関係 | 書籍・雑誌 | 有名人と政治 | 未解決事件 | 民族問題 | 海外から見る日本 | 狂牛病問題 | 環境問題 | 米中関係 | 米国の教育問題 | 米国の雇用問題 | 米国世論調査 | 米議会スキャンダル | 英国世論調査 | 貧困・飢餓大国アメリカ | 貧困問題 | 貧困問題:アメリカ | 資本主義の暴走 | 資源戦争 | 軍需産業 | 遥かなる平和への祈り | 選挙 | 食の安全問題 | 911同時多発テロの謎

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31