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怪人プーチンのロシア

2008/09/14

「パンドラの箱を開けたのは誰だ」CNNのプーチン首相独占インタビュー

2008年8月28日木曜日、黒海に面したロシアのリゾート地であり、2014年の冬季オリンピック開催予定地でもあるソチを訪問中のロシア首相ウラジミール・プーチンに、CNN特派員マシュー・チャンスが独占インタビューを行った。今回はCNNサイトに掲載されたインタビュー内容全文以下に翻訳した。(CNNのインタビュー映像リンク

ロシア首相ウラジミール・プーチン

CNNのインタビュー中、プーチン首相はロシア、グルジア及び南オセチア自治州の歴史的経緯について詳細に説明し、米国への経済制裁(実効性は疑問)を示唆している。また、G8(主要国首脳会議)から除外される可能性については、「インドと中国が参加しない経済会議など意味がない」と一蹴、さらにきわめて率直にアメリカ批判、特にメディア工作批判を展開している。

また、インタビューの中でプーチン首相は、8月7日に勃発したグルジア紛争は、2008年大統領選挙における政策課題にするために、米政府が画策した疑いがあると批判した部分が話題になった。この疑惑については、米国側は武器支援だけでなく、紛争勃発の直前にもグルジア国内で同国特殊部隊に軍事訓練を行っていた事実が、英フィナンシャル・タイムズ紙の調査報道で暴露されている。(米軍側は、グルジア軍特殊部隊を訓練した目的は、アフガニスタンのNATO軍治安活動に参加させるためと説明している)

報道によれば、米国防総省は、グルジア軍訓練業務を民間軍事企業MPRI社とアメリカン・システムズ社に委託していたという。両社は2008年1月から4月にかけて、米軍特殊部隊出身者15人からなる教官チームをトビリシに派遣、グルジア特殊部隊向けに“特殊部隊用基礎訓練”を行い、さらに8月11日から70日間の第二期訓練を実施する予定であった。両社の訓練担当者が現地に到着したのは8月3日で、グルジア軍が南オセチアへの攻撃を開始したのは8月7日。これは、米政府がグルジア紛争を直接扇動しているというプーチン露首相の主張を裏付ける事実のひとつといえる。

なお、米CNN放送は、プーチン首相との30分独占インタビューというスクープをモノにしながら、その発言内容をブツ切りにして報道したため(プーチン首相の話は米側に都合の悪い部分が多かった)、クレムリン側は激怒しており、CNNモスクワ支局スタッフ向けビザ延長を認めないなどの懲罰措置を行うとの噂が広がっている。ロシア国内ではCNNインタビューは全編放送されたらしい

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2005/12/16

エバンス前米商務長官がロシア国営石油会社のトップに抜擢?

テキサス石油業界の大物で、ブッシュ大統領とも個人的に親しいドナルド・エバンス前商務長官が、先ごろ訪米したプーチン露大統領の誘いで、ロシア国営石油会社Rosneft社のトップに着任する可能性があるという。(source:英ガーディアン紙2005年12月14日付報道

もしエバンス氏が申し出を受諾すれば、前ドイツ首相シュレーダー氏に継いで、拡大を続けるロシアエネルギー業界に二人目の大物政治家が加わることになり、ロシア政府のエネルギー政策におけるプーチン大統領の壮大な野心が垣間見える。

Rosneft社はロシア政府により接収された石油大手ユコス社の資産の一部を買収した企業。ロシア政府により逮捕され拘禁されているユコス社のCEO、ホドルコフスキー氏は、ブッシュ家と関係の深いカーライル投資グループの相談役でもある。

2005/11/25

ロシア兵器業界、「テロとの闘い」市場で輸出が急拡大

11月22日から25日の間にパリで開催された2005年度Milipol(フランス内務省主催の国内治安向け武器見本市)に参加したロシアの武器輸出総合商社Rosoboronexport社の発表によれば、2002年から2004年度の3年間でロシア兵器業界から諸外国への武器輸出総額は15倍増加し、特殊兵器の注文量は1.5倍に増加したという。

また、2002年度に30カ国だった得意先は、現在では50カ国に増加しており、主な取引相手国には、南米諸国、東南アジア諸国、及び中東諸国とのこと。(source:MOSNEWS.COM2005年11月21日付記事、及びRosoboronexport社プレスリリース

Milipolに参加したロシア代表団には、Rosoboronexport社のコンサルタントを務める著名な小火器デザイナー、ミハイル・カラシニコフ氏も同行。カラシニコフ氏が58年前に製作した傑作アサルトライフル『AK-47』から始った『カラシニコフシリーズ』は現在でも世界中から需要があり、特殊任務において優れた性能を発揮するとの高い評価を得ているとのこと。

2005/02/20

プーチン大統領が目指すBRICS同盟

Indiadaily.com2005/02/16付け社説より。以下に全文を翻訳して掲載。中国との戦略的同盟結成に先立って、ロシア政府当局者はフランス首脳と会談し、安全保障上の関係を強化している。)

ロシア、中国と戦略的同盟へ:BRICS同盟(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)を目指すプーチン大統領

by スディール・チャダ(Sudhir Chadda):Indiadaily.com2005/02/16付け社説

ロシア大統領ウラジミール・プーチンと中国首脳は、防衛、貿易、エネルギー各分野で戦略的同盟を結成することを決定した。ロシアは中国に石油を輸出し、中国はロシアと共同で、ユーラシア大陸における地政学上の戦略的防衛に臨む。

ロシア安全保障会議と中国共産党政治局軍法委員会は、共同評議会開催により、両国が必要とする軍事・政治上施設の創設と運営を目指すべく、関係強化を図る。

国際的シンクタンク各社によれば、ロシア安全保障会議関係者は、米国がユーラシア大陸で地政学上“攻撃的”になることへの防止対策を協議することが、共同評議会の主要な業務になると話しているという。

中国とロシアは合同軍事演習も計画中である。海軍による合同軍事演習は、今年8月に中国・遼東半島で行われる予定である。

世界は同盟関係により明確に分けられることになった。始まりは、米国が主導する同盟(30カ国以上のイラク戦争参加国)である。二番目は、ヨーロッパ同盟となる。NATO、EU、米国主導の同盟の3つには、見過ごすことの出来ない重複がある。

第三の新興同盟はBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)である。新たに結成されるロシア・中国の同盟関係は、プーチン大統領がBRICS同盟を公式に創設・先導するために必要不可欠なものである。

近年、ブラジルは率先してベネズエラと業務提携関係を結んだ。中国とロシアもまた、ベネズエラと提携を結んでいる。ワシントンの反対にも関わらず、ロシアはベネズエラに防衛設備を提供し、イランに原子炉を提供する計画をしている。

インドはワシントンがパキスタン政府にF16戦闘機を提供する決定を注視している。F16戦闘機をパキスタンに配置することは、世界との協調を目指す姿勢からインドを逆戻りさせることになる。インドの国民会議派は、長い間クレムリンと密接な関係を築いている。

プーチン大統領の目下の目標は、戦略的なBRIC同盟を築き、世界最強の貿易・軍事圏へ発展させることにある。

ブッシュ政権も座視しているわけではない。現在の米国務長官であるライス博士は、インド、パキスタン、南アフリカ、ブラジルを米国同盟に加盟させるために、対抗策を打ち出してくるだろう。

米国同盟とBRICSの間には、新たな冷戦の可能性が浮かび上がりつつある。

ヨーロッパの立場は基本的には中立である。新たな冷戦は、かつて米国とソビエト連邦で戦われたようなものとは違った様相を呈することになる。BRICS同盟を結成しつつあるプーチン大統領は、ブッシュ大統領との会見を敬遠している。ロシアと米国の関係同様、中国とアメリカ、インドとアメリカには親善関係もありうる。密かな戦争は貿易、商取引、財務分野で戦われることになるだろう。その分野ではインドと中国が台頭している。ロシアの石油も大きな要因となろう。ロシア・ベネズエラ・イランは石油と天然ガス資源をめぐり共存関係にある。(以上)

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