ブッシュ大統領:「津波災害援助は米国に利益をもたらす」
ワシントンポスト紙2005/03/09付け記事によれば、ブッシュ政権は、先にライス国務長官が口を滑らせたとおり、スマトラ沖大地震の津波支援が、“アメリカ合衆国は善行を促進する力があるとイスラム圏の人々を説得するための好材料になる(訳注:ホワイトハウス高官の説明)”と期待しているという。
ブッシュ自身はこう言っている:
確かに、イタリアのベルルスコーニ首相やブルガリアのパルバノフ大統領は米国に対して“違った印象”を持ち始めているだろうし、危険な牛肉を電話で押し売りされた日本の首相も、少々遅すぎた感があるにせよ、自分の恋が片思いであったことに気づく頃かもしれない。しかしブッシュの考えでは、アジアの被災者達にお金を与えると、アメリカが中東で現在進行させている虐殺ゲームのことを、世界が忘れてくれる、ということらしい。「世界はアメリカに対して違った印象を持ち始めている」
"I think the world is beginning to see a different impression of America."
ところで、スマトラ沖大地震の津波災害援助額について、支援額を1,500万ドルと発表したばかりに、国連をはじめとして世界各国から“ケチ”呼ばわりされたブッシュ政権は、“発表するだけならタダ”といわんばかりに、今年2月9日には追加支援額を総額9億5,000万ドルまで釣り上げた。
しかし、2月25日付けの国連の発表によると、津波災害支援額(約束ベース)のトップはドイツの6億8.300万ドルであり、アメリカ合衆国の約束支援額は3億5,400万ドルで、今年1月1日に発表された額から変わらず、世界で8番目である。
ブッシュ政権は最新の支援額を国連に伝え忘れたのだろうか?あるいは、パウエルが退任間際にコッソリ言い残したように、“発表だけ”で終わるのだろうか?
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