カテゴリー

アクセスの多い記事

ロンドン同時多発テロ事件

2006/02/28

ロンドン同時多発テロ:MI6も知っていた

2005年7月21日にロンドンで発生した連続テロ事件の容疑者のうち少なくとも1人について、国外諜報を担当する英政府機関MI6(SIS:英秘密情報局)へ事前に知らされていた事実が、英サンデータイムズ紙へのリークで明らかになった。

報道によれば、2005年7月7日に発生したロンドン同時多発テロ事件の犯人グループ調査をしていたMI5(英保安部)が、テロ実行犯と同様にパキスタンに渡航した人物に関する調査(後の7月21日テロ実行犯)をMI6に依頼していたが、実際にMI6が対応したのは21日テロ後であったという。

7月7日のテロ実行犯の内少なくとも二人は、テロ発生の数ヶ月前から英国諜報部の監視下にあった事実から、MI5はテロ計画についてあらかじめかなり詳細に知っていたとの疑惑がもたれているが、英国内で死者50人以上、負傷者700人以上ものテロが発生した直後でさえ英諜報機関の捜査は後手に回ったわけである。その一方で、無実のブラジル人青年を、危険人物でないと知りながら、『射殺専用の銃弾』が込められた銃で、10数回も銃撃して射殺したのであった。しかも、この誤射事件には、SAS(英国陸軍特殊空挺部隊)の訓練を受け、IRA監視を任務としていた英陸軍諜報部『特殊偵察部隊』が関わっている。

警察側の証拠デッチアゲ捜査記録の捏造により、誤射事件の全容は未だ不明な点が多い。

射殺された27歳の『電気技師』ブラジル人青年ジャン・メネスは、何か『テロ対策上』都合の悪いことを知っていたのだろうか?

2005/08/08

毎年恒例?「アルカイダのナンバー2」ザワヒリのビデオ出演

「ビン・ラディンとは、西側防衛網によるとてつもない計算違いの産物であった。80年代のビン・ラディンは、CIAによって武装され、サウジアラビアによって資金を得て、ロシアのアフガニスタン占領に対して聖戦を遂行する任務を担っていた。アル・カイダとは、事実上は『データベース(the database)』であり、元々はロシア人達を打ち負かすためにCIAの援助によって召集され、軍事訓練を受けた何千ものムジャヒディンの情報が記録されたコンピュータファイルのことだった。どういうわけか、ワシントンはその惨憺たる結果に気がつかなかったらしいが、ロシアが脱落した後に、ビン・ラディンの組織は注意対象を西側社会に転換したのであった。」

ロビン・クック元外相

---英国元外相ロビン・クック、ロンドン地下鉄同時テロ直後の7月8日に英ガーディアン紙に寄稿した「テロとの闘いは軍事的手段では勝てない」より(強調は訳者による)。8月6日、ロビン・クック元英外相はスコットランド北部のベンスタック山(標高721メートル)で山登り中に昏倒し、死亡した(享年59歳)
尚、アラビア語であるアル・カイダ(Al-Qaeda)の文字通りの意味は『拠点、基地、基点』とされている


2005年8月4日、「アル・カイダのナンバー2」アイマン・アル・ザワヒリの最新ビデオがアルジャジーラで放送された

テープの中で、ザワヒリは「ブレアの政策がロンドンテロを呼び起こした」と英国政府を批判し、米国政府に対しては「ベトナムで味わった経験を忘れさせるほどの恐怖に直面することになる」と威圧し、中東から英米軍が撤退しないかぎり今後もテロ攻撃を起こすと宣言している。

「ナンバー2」氏を侮辱するつもりはさらさらないが、私的な感想を言わせて貰えば、わざわざ危険を冒してビデオ出演したにしては、今回のザワヒリ氏の文句は少々陳腐すぎるのではないか。昨年のオサマ・ビン・ラディンの演説に比較すると、今ひとつレトリックや演出に工夫が足りないように思えてならない。

ひょっとしたらザワヒリ氏は、ロンドンのテロ事件の原因として、泥沼化したイラク戦争に世界の注目が集まることが気に入らず、アルカイダとロンドンテロとの関係をもっと重視して欲しいという気持ちから、(決してブッシュの気持ちを代弁しているわけではありませんよ)ロデオドライブでの買物ついでにリムジンで撮影スタジオに立ち寄ったとも考えられる。
(冗談はさておき、英タイムズ紙の記事によれば、英国情報部では、今回のザワヒリ氏の意図を「アルカイダの役割を強調して、世界に拡大するテロ『フランチャイズ』のひきしめを狙っている」と観測しているという。)

「アルカイダのナンバー2」ザワヒリの大脱走?

911同時多発テロ事件発生後、ザワヒリの消息はオサマ・ビン・ラディン同様全く不明だが、中東地域のニュースには何度も登場している。ザワヒリ関連の過去報道を以下にいくつか並べてみよう: さて、どれがホントの「アルカイダのナンバー2」?

2005/07/08

ロンドン同時多発テロ:事実と怪情報・・・

厳戒態勢のワシントン地下鉄

ロンドンのテロ事件を受け、厳戒態勢のワシントン地下鉄(source

G8会議で厳戒態勢にあるはずのロンドンで、7日朝の通勤ラッシュを襲った地下鉄・バス同時爆破事件は、イラクで行われている自爆テロとは違い、綿密な計画の下に時限爆弾を使って実行されたと見られている。昨年のスペイン・マドリードの列車爆破テロ事件との相似性が指摘される中、あらためて明確になったのは、ブッシュの言葉と正反対に、21世紀になって世界は一層危険になってしまったという事実である。


アルカイダ?どのアルカイダ?

ドイツのスピーゲル誌オンラインは、「ヨーロッパのアルカイダ秘密組織(The Secret Organization of al-Qaida in Europe)」と署名された犯行声明が公開されているとレポートした。しかし、MSNBCの通訳者ヤコブ・カーヤキ氏(Jacob Keryakes)は、掲載された犯行声明文に引用されているコーランの一節が間違っていると指摘し、「アルカイダはこんなミスをしない」として、声明文の信憑性に疑問を呈している

この「ヨーロッパのアルカイダ秘密組織」はその声明文の中で、イラク・アフガニスタン駐留連合軍の撤退を要求しているが、イラク駐留部隊を削減する計画を練り始めたばかりの英国防省が、今回のテロ事件の発生によってその方針を変更するかどうかも注目される。(イラク駐留英軍兵士はもちろんショックを受けている


テロに踊るフォックスニュース

米フォックスニュースのキャスター、ブライアン・キルミード氏とゲストコメンテイターのスチュアート・バーニーは、ロンドンのテロ事件報道を以下のように解説した
ブライアン・キルミード(キャスター):
「・・・さて(ブレア首相は)明らかに震えながら、決意の表情で声明を読み上げました。これは首相にとって2度目の声明です。最初の声明はロンドン市民に向けたもので、G8サミットにおいてですが、同サミットの第一の題目は・・・信じるかどうかはともかく・・・地球温暖化で、二番目の題目はアフリカ支援についてでした。さて、911テロが発生して後、テロリズムこそがナンバーワンの題目であるべきと、今になって彼等(イギリス国民)はようやく知ることになったわけです。彼等にとって重要なのは共闘することです。今回のような事件を(911テロ被害者と同じく)人々が体験することは我々にとって有利であり、西側諸国にとっても有利に働くでしょう。」

スチュアート・バーニー:
「世界中の指導者が集まる場所で、まさしくナンバーワンの問題として取り上げられることになる。地球温暖化問題もアフリカ支援も後回しだ。テロリズムとテロとの戦いが、再び最優先の議題になるさ」


イスラエルと怪情報:何を、いつ知ったのか?

AP通信の報道によれば、匿名のイスラエル政府高官の談話として、英国保安機関がイスラエル大使館に、テロについて発生直前に警告したとのことだった。しかしこのニュースが配信された直後、イスラエル大使館は声明を発表し、爆破について事前に知らされたとされる報道内容をきっぱりと否定した。また、英国警察側も、事前にテロ情報があったという噂を否定した

イスラエル大使館の説明によれば、ロンドンに滞在中のイスラエル・ネタニヤフ財務大臣は、爆破現場(地下鉄)の地上にあるホテルで開催される経済会議への出席を予定していたが、爆破事件後に英国保安機関から連絡を受けて、外出を急遽取りやめたという。一方、ロンドンでは爆破により電話回線が混乱しており、イスラエル大使館職員のダニー・バイラン氏によれば、大使館の電話回線もダウンしたとのこと。(ネタニヤフ氏と英国政府機関の直通連絡ルートの存在が伺える)

ネタニヤフ氏の側近アミル・ジラッド氏の話によれば、ネタニヤフ氏のチームは英国の保安機関から保安状況の説明を毎朝受けており、テロ発生以降「滞在計画変更を指示されている」という。一方、今回のテロ事件発生前後において、その『英国保安機関』(MI5?イスラエル独自機関?)が、スコットランドヤードと、どの程度連携してきたかは今のところ明らかになっていない。

その他のカテゴリー

2008年度大統領選挙 | 911合衆国同時多発テロ事件 | Bookmarked Headlines | CIA関連 | NSAの令状なし盗聴問題 | This is not America | もったいない | アジア関連 | アフガニスタン | アフリカ | アメリカの正義 | アメリカの銃問題 | アルカイダとビン・ラディン | イギリス政府の犯罪 | イスラエルのレバノン侵攻と中東「クリーン・ブレイク」政策 | イラク侵攻の口実とWMD情報の捏造 | イラク戦争 | インドとパキスタン | ウィキリークス | オバマ政権 | オーストラリア | カナダ:穏やかな隣人たち | ケネディ暗殺 | コラム:ポール・クルーグマン | コンドリーザ・ライス | シュワルツネガー:政策なき野心家 | ジャック・エイブラモフ事件(共和党スーパーロビイストの米議会買収事件) | スマトラ沖地震 | チェス名人ボビー・フィッシャー | チキンホークとネオコン | テロの脅威、テロ対策の脅威 | ネオコンチームの秘密 | ハイチ情勢 | ハリケーン・カトリーナ大災害 | ハリケーン大災害 | ブッシュの違法盗聴命令 | ブッシュファミリーの秘密 | ブッシュ政権 | ブッシュ関係者の事件 | ブレアのイギリス | プレイムゲート:CIA工作員名漏洩事件 | ホワイトハウスの陰謀 | ボブ・ハーバート | ポリティカル・ジョーク | マイケル・ムーア関連記事 | ミャンマー(ビルマ)情勢 | メディアと大衆操作 | ヨーロッパ関連 | ランディ・カニンガム事件 | リベラルコンテンツ | ロンドン同時多発テロ事件 | 中東情勢 | 人種差別 | 伝説のド根性政治家マイク・グラベル | 兵士たちの戦争 | 劣化ウラン弾 | 北朝鮮 | 北朝鮮崩壊への道 | 医療問題 | 反ブッシュ | 合衆国の選挙不正 | 合衆国執行大統領ディック・チェイニー | 合衆国大統領の演説 | 合衆国大統領弾劾 | 国民監視計画:ブッシュが認めた憲法違反 | 国連 | 宗教と政治 | 宗教国家アメリカ | 小泉政権 driven by Bush政権© | 怪人プーチンのロシア | 政界ゴシップ | 日米関係 | 書籍・雑誌 | 有名人と政治 | 未解決事件 | 民族問題 | 海外から見る日本 | 狂牛病問題 | 環境問題 | 米中関係 | 米国の教育問題 | 米国の雇用問題 | 米国世論調査 | 米議会スキャンダル | 英国世論調査 | 貧困・飢餓大国アメリカ | 貧困問題 | 貧困問題:アメリカ | 資本主義の暴走 | 資源戦争 | 軍需産業 | 遥かなる平和への祈り | 選挙 | 食の安全問題 | 911同時多発テロの謎

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31