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12/06/2007

87歳の気骨:ヘレン・トーマスの怒り

ヘレン・トーマスは怒っている。かつてないほどに。

Helen Thomas

ホワイトハウス報道の最長老記者ヘレン・トーマス


Watchdog

ヘレン・トーマス最新著作『Watchdogs of Democracy?: The Waning Washington Press Corps and How It Has Failed the Public

レバノン系アメリカ人のヘレン・トーマス女史は、ケネディ政権時代から現在まで、ずっとホワイトハウス番記者を続けている87歳の名物ジャーナリストだ。ホワイトハウス定例記者会見では、いつも最前列に座って、大統領報道官がもっとも答えたくない類の質問をする。

2007年11月30日のホワイトハウス定例記者会見では、デイナ・ペリノ大統領報道官を相手に、いつもどおりの辛辣な言葉を浴びせた。二人のやりとりを以下に抜粋して翻訳する:

ヘレン・トーマス:
「大統領は任期中に兵を撤退させるつもりはないんでしょうか?私の言ってるのは完全撤退のことですが」
デイナ・ペリノ報道官:
「ええと、5,700人が年内に帰還する予定ですから、兵の一部は撤退するわけです。大統領の意見は、兵員規模は戦地にいる司令官たちの判断次第なので、我々は司令官らと・・・成功裡に帰還できるように話し合います。」
ヘレン:
「なぜそんなことに?米国民が口を出す権利はないと?」
報道官:
「国民の意見はすでに反映されていますよ。国民は最高司令官として現大統領を選出したので、大統領は戦地の司令官の意見に従い決定を下すのです。」
ヘレン:
「アメリカ国民がそれに投票したとでも?」
報道官:
「国民は最高司令官として大統領を選出し、その大統領は戦地にいる司令官の提言に従い、5,700人の兵士を帰還させるのです。将来的にもっと帰還できることを望みますが、それはペトレイアス将軍の報告次第で、将軍の帰国は来年3月ですから。」
ヘレン:
「なぜ将軍次第なの?」
報道官:
「だから、彼が地上部隊の司令官だからですよ、ヘレン。戦況の変化を確認するのが彼の・・・」
ヘレン:
「じゃ、私達はあとどれくらいの人間を殺すつもりなの?」
報道官:
「・・・ヘレン、あなたが記者会見室の最前列に座ることができるのは同僚達の好意のおかげなのに、そのような主張をするとは実に嘆かわしいことですね。この記者会見室に入れることは名誉ある特権であり・・・我々アメリカ合衆国が、罪なき一般人を殺しているなどと示唆するのは、馬鹿げているうえに、非常に無作法ですよ。」
ヘレン:
「イラク戦争が始まってから現在までに、我が国が(一般市民を)何人殺したかわかってるの?」
報道官:
「何人かって?・・・ヘレン、我々は敵を追っているんですよ。無実のイラク国民が殺される事態に限っては、我が国はずっと遺憾の意を表してます。」
ヘレン:
「遺憾って?!そんなことしても命は戻ってきませんよ!」
報道官:
「ヘレン、我々は紛争地帯にいるんです。それでも、わが軍は、誰もが自由と解放、民主主義の機会を確実に得られるように、きわめて困難な任務を遂行しているんです。」
(以下略)

二人の険悪なやりとりは、以下のビデオでご確認いただきたい。ペリノ報道官の暗い視線も味わい深い。

辛辣な質問をするにあたって、ヘレン・トーマスは相手を選ばない。2006年3月21日、脚本ナシの質問を人一倍嫌うジョージ・W・ブッシュが特別記者会見の演壇に立ったとき、この最長老ホワイトハウス番記者は戦時大統領に言った

ヘレン・トーマス:
「私から質問させてください、大統領殿。あなたの決断したイラク侵攻は、多くのアメリカ国民及びイラク国民に死をもたらし、多くの者に生涯癒えぬ負傷を負わせました。開戦前の全ての大義、少なくとも公的に表明された大義は、結局のところ真実ではありませんでした。私の質問ですが、なぜあなたはそんなにも戦争をしたいと思ったのですか?ホワイトハウスに入ったその瞬間から、あなたの政権、あなたの政権の閣僚たち、諜報部門、それ以降・・・本当の理由は何ですか?あなたは石油が理由ではないと言いますが、石油獲得のためではなく、イスラエルのためでもないと・・・では、一体何が理由なのですか?」

2002年、マサチューセッツ工科大で講演を行った際に、若手ジャーナリストへのアドバイスとして、ヘレンはこう言っている:

「政治家を相手にインタビューするなら、彼らが公務員で、あなたが彼らの給料を払ってることを思い出させてやりなさい。常に道理に適った質問をしなさい。そして、諦めないで。必ず内部告発がありますから。国を救おうと努力する人は常に存在するんです。」

定例記者会見でヘレンと毎日対決していた相手の1人、スコット・マクレランもこの言葉には苦笑するに違いない。

それにしても・・・アメリカにはヘレン・トーマスがいる。アイルランドにはキャロル・コールマンがいる。ところが日本では・・・マスコミ業界の秘密結社、『記者クラブ』のおかげで、国民が憂鬱な真実を知って気を病むことがないように、あらかじめ業界側が報道を選別してくれているらしい。

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02/02/2007

テキサスの名物ジャーナリスト、モリー・アイヴィンズが死亡

1月31日水曜日午後、テキサスの名物ジャーナリスト、モリー・アイヴィンズ(本名マリー・タイラー・アイヴィンズ)が、乳癌のためテキサス州オースティンの自宅で死亡した。62歳だった。

モリー・アイヴィンズ

モリー・アイヴィンズ

ブッシュには、もううんざり!

邦訳されたアイヴィンズの代表作『ブッシュには、もううんざり!

テキサス・リベラルを自認する彼女は反骨精神に富む政治コラムで全米に知られており、主な著書に『Shrub: The Short but Happy Political Life of George W. Bush』『Bushwhacked: Life in George W. Bush's America (Vintage)(邦訳版は阪急コミュニケーションズ刊『ブッシュには、もううんざり!』)』等がある。

アイヴィンズが最初に乳癌と診断されたのは1999年。2003年に再発し、2005年にも乳癌と診断されたが、病に屈するつもりはないと言い、コラム連載を続けながら闘病生活を送っていた。


アイヴィンズのテキサス流ユーモアと毒舌は闘病宣言後でも衰えることはなかった。昨年10月には、インタビューにやってきた記者に向かって、記事見出しを「モリー・アイヴィンズ、未だ死亡せず」にするよう薦めた。さらに笑いながらこんなことも言っていたという。「死の運命に直面したら善人になれると望んでたけど、どうも無理だったみたいね。」

AP通信によると、元大統領のビル・クリントンは、昨年オースティンで行われた演説で、アイヴィンズのことをこう評したという:「私を褒めるのも上手いけど、私を批判する時がまた痛烈に上手いんだ。」

テキサス・オブザーバー紙は追悼記事でこんなことを書いている:

モーリー・アイヴィンズは公式履歴書の中で、生涯の名誉として二つの経験を挙げている。一つは、ミネアポリス警察がマスコットのブタに彼女の名前を付けたこと(アイヴィンズは同警察の番記者をしていた)。もうひとつは、テキサス・オブザーバー紙勤務時にテキサスA&M大学での講演を少なくとも一度拒否されたこと。しかし彼女は、常日頃から非常に率直に、素面で死ねたら生涯最高の名誉だと話していた。そして実際、そうなった。

今年1月11日に発表された彼女の最期のコラムは、以下の言葉で締めくくられている。:

この国を動かしているのは私達国民なのだ。決定するのは私達だ。毎日、国民一人一人が表に出て、この戦争を止めるために行動を起こす必要がある。もっと声を上げて。馬鹿げた事は馬鹿げて見えるように何か考えよう。私達が味方で、戦地から脱出できるよう頑張っていると兵士達に知らせよう。ブッシュの増派に抗議するために路上に出よう。可能であれば、1月27日のワシントン平和行進に参加しよう。路上に出て、鍋やフライパンを叩いて「すぐ止めろ」と要求する仲間が必要なのだ。

国の現状に苦悩しながら、モリー・アイヴィンズは亡くなった。しかし彼女の言葉は、今日も世界のどこかで、知らぬ者同士である私達を、強く突き動かしていくことだろう。

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11/02/2006

ティルマンは戦場へ行った

今回は、現在全米で話題となっているケビン・ティルマン氏のコラム以下に全文翻訳して掲載。

ケビン・ティルマン氏の兄、パット・ティルマンはNFLのスター選手で、911テロ事件後に愛国心に駆られ、プロ選手としての高額年収を蹴って、弟ケビンと共に陸軍に入隊。米陸軍レンジャー部隊兵士としてイラクに派遣された後、2004年4月22日にアフガニスタンで戦死した。ケビン・ティルマン氏は2005年に除隊している。

パット・ティルマンの戦死について、当初陸軍側は「敵との交戦で殺害された」と遺族に説明していた。しかし2年経過した現在では、友軍の誤射で死亡した事実が明らかになっている。その後、戦死した兵士の遺族達の追求により、米軍が友軍の誤射による死亡例を隠してきた事実が少なくとも7件確認されており、米軍の公式戦死報告への信頼性はさらに低下しつつある。

パットの誕生日の後で
(After Pat’s Birthday)

by ケビン・ティルマン:Truthdig2006年10月19日掲載

パット・ティルマン(左)とケビン

2003年、サウジアラビアにて、陸軍レンジャー部隊のイラク派遣に同行する直前、チヌークヘリコプターの前に立つパット・ティルマン(左)と弟のケビン。

11月6日はパットの誕生日で、その次の日は投票日だ。陸軍入隊前にパットと交わした会話を思い出す。彼は軍に志願するリスクについて話していた。ひとたび入隊の誓約をしたら、我々兵士は指導者達と国民にどれくらい翻弄されることになるのだろう。どれくらい個人の意に背いた行動に駆り立てられるだろうか。兵士として戦う上で、除隊するまでにどれくらい沈黙させられることになるのか。

我々兵士たちが言葉を奪われてから、心配していた多くの出来事が起きた。

どういうわけか、我々は他国へ侵攻するために駆り出された。その国がアメリカ国民にとって、あるいは世界にとって直接的な脅威で、テロリストを匿っていて、9/11テロ攻撃に関わっており、ニジェールから兵器転用可能なウランを購入しており、移動兵器研究施設を保有し、大量破壊兵器を保有し、自由化する必要があるといわれ、民主主義を確立させるべきといわれ、反乱軍を鎮圧させて、我々が開始させた内戦-そう口にすることもできない内戦を抑えるとか、そんな理由で我々は戦地に駆り出されてきた。

どういうわけか、アメリカは全てに口出しする国家になった。そうした国を非難してきたのに。

どういうわけか、我々の選択した指導者達は世界中に秘密の収容所を設置して国際法と人道を破滅させ、秘密裏に人々を誘拐し、密かに人々を無制限に拘束し、何の罪名も告げず、密かに拷問している。どういうわけか、明白な拷問政策が、軍隊の“一部の悪人”の責任にされてしまった。

故郷に戻ってみれば、どういうわけか、兵士を支えるということが、5歳の幼稚園児に写真へクレヨンで落書きさせて海外に送ったり、自動車にステッカーをベタベタ貼ってみたり、戦闘ヘルメットに詰め物を追加するために議会に働きかけることになってしまっている。戦地派遣が3回目や4回目になる兵士達が、5歳児の絵に興味を持てると思うなんて驚きだ。周りで同僚が死んでいるのに、自動車のステッカーなのか。路上爆弾が爆発すれば乗っている車輌が50フィートも吹っ飛ばされて、手足がバラバラになったり溶けた肌がシートにへばりつくのに、ヘルメットに詰め物を追加すれば無事で居られると思っているなんて驚きだ。

どういうわけか、兵士が死ねば死ぬほど、違法な侵攻が正当化されてしまっている。

国民にウソを言い、違法に他国へ侵攻することで唯一の名声を築いているアメリカの指導者が、戦地の兵士達から勇気、徳、名誉を盗むことがどういうわけか容認されてしまっている。

数十年前の違法な戦争では怯えて戦えなかった連中が、自分達の始めた違法な侵略戦争に兵士を派遣することが、どういうわけか許されるようになった。

経歴を偽り、美徳と力を偽ることが、どういうわけか容認されている。

悲劇と恐怖から利潤を稼ぐことが、どういうわけか容認されている。

数万人の人々の死が、どういうわけか容認されている。

権利章典や憲法の破壊が、どういうわけか容認されている。

どういうわけか、人身保護法を停止することで国家の安全が保たれるとされるようになった。

どういうわけか、拷問が容認されている。

どういうわけか、ウソが容認されている。

どういうわけか、信心、教義や無意味な事情で理性が放棄されている。

どういうわけか、アメリカの指導体制が世界を一層危険にしてしまった。

どういうわけか、現実よりも話術が重要になってしまっている。

最も理性的で、信頼され尊敬されるはずの国が、どういうわけか最も不合理で、好戦的で、臆病で、信用されない国になった。

どういうわけか積極的に無知になることで、政治通、勤勉、懐疑的な心性が、無関心に入れ替わってしまった。

いつもどおり無能で、自己陶酔的で、美徳もなく、空疎で悪意に満ちた犯罪者達が、どういうわけかこの国を未だに牛耳っている。

どういうわけか、それが容認されている。

どういうわけか、誰も説明責任を果たしていない。

民主主義においては、指導層の政策は国民の政策なのだ。我々の孫達が、現在の世代を売国奴として、あるいは世界と人道に対する反逆者として葬ることになっても、決して驚いてはいけない。恐怖と不安、無関心によって“どういうわけか”という状況が育まれ、国家に対する抑制不能な比類なき寄生を許してしまったということを、孫たちはやがて知ることになるだろう。

幸運なことに、この国にはまだ民主主義がある。国民にはまだ声がある。国民はまだ行動できる。パットの誕生日の後で、それを始めようじゃないか。

パット・ティルマンの兄弟且つ親友
ケビン・ティルマン

(以上)

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03/04/2006

ヴォネガットがオハイオ州立大学で講演:「ブッシュは梅毒大統領」

アレックス叔父は、そんな至福の瞬間にはかならず声に出してこういえ、とわたしに教えました。『これがすてきでなくて、ほかになにがある?』

---カート・ヴォネガット著『タイムクエイク』(浅倉久志訳、早川書房)---

2006年3月1日、作家のカート・ヴォネガット氏がオハイオ州立大学で特別講演を行った。ヴォネガット本人曰く「金を貰って行う最後のスピーチ」ということである。オハイオ州在住のジャーナリスト、ハーベイ・ワッサーマン氏による講演の模様を伝える記事から、83歳になったヴォネガット氏の言葉を以下に引用:

「(司会者に)何を話せばいいのかね・・・(マイクに向かい)ええと・・・ちょっと言いたいんですが、ジョージ・W・ブッシュは梅毒大統領です。」

「ブッシュとヒットラーの唯一の違いは、ヒットラーは選挙で選ばれたという事です。もう皆さんも良くご存知のように、選挙は盗まれたんですよ。この土地(オハイオ州)でね。」

「幸運にも、私はこれまで偉大な大統領を知る機会に恵まれました。金持ちだろうと貧乏人だろうと、全ての国民に気を配る人物です。その人物とは、フランクリン・ルーズベルトです。彼自身金持ちでしたが、金持ち階級は彼のことを裏切り者と見なしていました。」

「この国には、世界の国々よりも富裕な人々が居て、全てを支配しています。」

「民主党なんて存在しません。あれも共和党と同じように億万長者によって賄われているんです。」

「そんなわけで、ワシントンに国民の代表者は居ないのです。労働者の影響力なんて全くない。」

「私は今、世界の終わりに関する小説を書いていますが、世界は本当に終わろうとしてるんですよ!石油中毒のおかげでますます住み難くなっている。ブッシュも同じことを最近言いましたな。盗作で訴えないといけません。」

「世界は終わりに向かっていますが、ちょっとした喜びはいつも嬉しいものです。最高なのは音楽ですな。毎晩一度は練習しないと。」

「工場もなくなってしまいました。一体何処に働き口があるんでしょう?なすすべもありません。昔の生活手段が全て奪われたセミノル族(先住民族)に“一体何をやってたんだ?”と聞いてみるといい。」

「互いに親切であれ。礼儀正しくあれ。喜ばしい瞬間は声に出して感謝しよう。“これが素敵でなくて、他に何がある?”」

「ところで、皆さんは全く安全ですからね。私は空港で靴を脱ぎました。テロリストは足の臭いが嫌いなんですよ。」

「私は淡水人で、海で泳ぐと、まるでチキンスープの中に居るみたいに感じます。香り付きの水で泳ぎたいなんて誰が思う?」

「一部の人々にとって戦争はとても儲かる事なんです。かつてキリストはとても慈悲深く、貧しき者の味方でした。しかし今では、彼も共和党員なんです。」

「今の経済は資本主義ではないのです。カジノ主義です。株式市場が全て。ギャンブルですよ。」

「私が書き始めたのは、自分がとり憑かれていることに気づいたからです。自分が書いた物を見て言ったものです。“こんなことどうやってやったんだ?”」

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10/04/2005

バート・バカラック、最新アルバムでブッシュ批判「言わねばならないことがある」

ラブ・ソングの大御所、バート・バカラックが、11月1日発売の最新ソロアルバム『At This Time』で、自ら作詞・作曲した反ブッシュサウンドを披露しているという。77歳の音楽家を異例な行動へと駆り立てたものは何か?バカラック本人は以下のように説明している:

「ラブ・ソングに人生の全てを捧げてきた事で知られる男が、なんで唐突に波風立てるようなことをするのかと問う向きもあるでしょう。やらねばならなかったんです。今回のアルバムは非常に個人的な動機によるもので、これまで私が手がけた中で最も情熱的な作品になります。」

英インディペンデント紙のインタビューによれば、バート・バカラックは自分の子供達が軍隊に行かねばならないような事態を恐れているらしい。彼は言う:

「楽曲だけでなく、熱烈に自分の考えを表明する必要があったのです。私が今問うのは、『私達の人生を支配しつつある連中は一体何者なのか?どうしたら彼等の暴虐を止められるのか?』ということです。私には二人の幼い子供と19歳の息子がいまして、彼等の人生がこの先どうなるのかとても心配です。非常に個人的なことですが、それを歌にしようと決心したのです。このアルバムは私と、皆さんの子供達に捧げられています。」

ミズーリ州カンサスシティ生まれで、ニューヨーク・クイーンズ育ちのバカラックは、コネチカット生まれの金持ちの息子、ジョージ・W・ブッシュをどう評価しているか?本人の言葉を引用しよう:

「私見では、ブッシュは最も粗末な大統領だと思いますね。もっと酷い大統領を探すとしたら、私が生まれる以前の時代に遡る必要があるでしょう。」

バカラックの最新アルバム『At This Time』には、バカラックチームとしてお馴染みエルビス・コステロに加え、ヒップホップ界のスター、ドクター・ドレー(Dr Dre)も参加している。(アルバムの詳細はレコード会社のプレスリリースでどうぞ)

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08/26/2005

「全米で最も保守的な州」ユタ州ソルトレイク市長の反乱

連日のサイクリングに忙しくて、戦死兵の母親達に面会するヒマがないブッシュ大統領は、イラク戦争の正当性を地方の国民に訴えるために、全米で最も保守的な土地として知られるユタ州で開催される退役軍人大会において遊説を行うことにした。2004年大統領選挙時、住民の71%がブッシュに投票したユタ州では、地元民主党員さえも『共和党穏健派』と揶揄されるほど超保守的な土地柄として知られている。この場所で、しかも退役軍人向けイベントとなれば、勢いを増している反戦運動から、大統領は身を隠すことができるはずだった。

ところが、ブッシュの遊説の知らせを受けてすぐ、ユタ州都ソルトレイク市長のロッキー・アンダーソンは、地元の各市民団体に電子メールで異例の呼びかけを始めた。州都の市長として大統領歓迎の挨拶を述べるはずのアンダーソン市長は、退役軍人と共和党支持者が結集するブッシュ大統領遊説会場の外で、反戦集会を開催しようと市民に持ちかけたのだ。アンダーソン市長は電子メールで説明した。「ブッシュ政権は我が国に災いをもたらしている。全米でもっとも保守的なこの場所で、私達市民が結集して、印象的な態度で大統領に異論を唱えれば、注目を集められるはずだ」

もちろん、ユタ州住民はソルトレイク市長の態度に「顔を真っ赤にして」猛抗議した。「汚い言葉で申し訳ないが、あのクソッタレ市長め!なんという非国民・・・見下げた野郎だ」地元紙の取材で、退役軍人の1人は市長を呪った。「もう奴に二度と投票するもんか」

市長は、ブッシュ支持派の批判に反論した。「政府役人が国民に対して非民主主義的且つ詐欺的に振舞っている時には、堂々とそれを批判するのが愛国心というものです」同州でモルモン教徒として育ち、後に信仰を捨てた『ユタ州の異端児』ロッキー・アンダーソン市長は言う。「ブッシュ政権の詐欺的で残虐なやり方に対して、盲目的に追随する人々が私には理解できない。単に権利があるから異論を述べるのではなく、政府の不正を見つけたらそれを糾すことは国民の義務です。私達にとって最も愛国的な行為とは、政府権力の乱用に立ち向かうことなのです。」

8月22日月曜日、ユタ州ソルトレイク市ソルトパレス・コンベンションセンターの演台に立ったブッシュ大統領は、相変わらず911テロの恐怖を巧みに利用しながら以下のように述べた

「911テロの朝以来、テロとの戦いが多大な犠牲を強いてきたことは我々も理解している。『イラクの自由作戦』では1864人、『限りなき自由作戦』では223人の兵士を失っている。」

この日、就任以来初めて、ブッシュは自身の演説で具体的な戦死者数に言及したことになる。「大統領は兵士の死にあまりにも無頓着」との反戦派からの批判をかわすために、側近達が入れ知恵した結果だった。しかし、ブッシュ大統領が夏休みを開始してから68人の米軍兵士がイラクで戦死している事実については言及されなかった。

アンダーソン市長と反戦集会

ユタ州の『反乱軍』アンダーソン市長と反戦市民たち。

ブッシュの演説が行われたコンベンションセンターには、約6,000人の退役軍人・軍関係者が集まった。大統領演説に先立って行われたアンダーソン市長の演説の際には、大量のブーイングが巻き起こった。ブッシュ遊説前の挨拶を終えた市長は、コンベンションセンターを出ると、すぐ近所で行われている反戦集会の演台に上って宣言した:「このソルトレイクの地において、今日が我が国にとって転機となるのです。」市長直々の呼びかけに集まった2,000人ほどの反戦派市民が、シンディ・シーハンら『平和の母』への連帯を唱えた。

この日、ユタ州のNBC、CBS及びフォックス系列の地元テレビ局は、シンディ・シーハンの「ブッシュはウソつき」CMを配信開始した。しかし、ユタ州のABC系列放送局KTVXは、CM配信を拒否した。また、ブッシュの次の遊説場所であるアイダホ州(2004年大統領選挙で住民の68%がブッシュに投票、8月現在全米でブッシュ支持率が最大を誇る土地でも、CBSとフォックス系列の地元テレビ局が、シーハンのCM配信を拒否している。

アイダホ州の地元テレビ局KBCIの責任者は、反戦広告配信拒否の理由として、「イラクに大量破壊兵器が存在しなかったというシンディ・シーハンの主張を裏付ける証拠はない」と説明している。テキサス州クロフォードにやって来たブッシュ支持者の1人は、「今イラクで米軍が戦っている相手は、(911テロで)国際貿易センターを爆破した奴等なんだぞ」と主張し、イラク戦争継続を訴えている。

アメリカは確かに転機を迎えているが、反戦派とブッシュ支持派の間には依然として深い溝がある。その溝はやがて埋るのだろうか?それまでにあと何人の米兵とイラク市民が死ぬのだろう。

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08/19/2005

全米の「赤い州」が続々と反ブッシュに転向中

2004年度大統領選挙でブッシュ陣営が獲得した「赤い州(共和党寄り)」の大半が、現在ではブッシュ不支持に転向していることが、最新の世論調査で判明している。

SurveyUSA社が、8月12日から14日の間に全米各州で行った最新世論調査によると、今でもブッシュ大統領支持率が不支持率を上回っている州は、(支持率の高い順に)アイダホ、ワイオミング、ユタ、ネブラスカ、テキサス、アラバマ、ノースダコタ、モンタナ、オクラハマ、ミシシッピの10州となっている。

2004年大統領選挙結果地図

2004年大統領選挙の際、ブッシュは大半の州の票を獲得していたが・・・(赤がブッシュ支持、青がケリー支持の州)source:USAtoday紙

2005年8月の全米ブッシュ支持分布図

2005年8月現在の全米ブッシュ支持分布状況。赤はブッシュ支持が不支持を上回る州、青は不支持が上回る州、紫は支持と不支持が同率の州。なお、ブッシュ不支持=民主党支持というわけではないのでご注意。SurveyUSA社の最新調査を元に作成)

「大統領支持率最低記録を更新」「共和党議員が大統領の政策に反論」というニュースが配信されるにつれ、ホワイトハウス執務室のブッシュは怒りを抑えきれず、スタッフに八つ当たりして怒鳴り散らしているという。ホワイトハウス内部では、近ごろの大統領のご乱心ぶりは「手がつけられない」と囁かれている。ブッシュの側近達も、今頃は真っ青になっていることだろう。

(参考過去記事:アメリカはパープル(紫)になった

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08/12/2005

「お茶も同情もなし?」byモーリーン・ダウド

イラクで戦死した兵士の母親達が、全米で結集し始めている。

きっかけは、ブッシュ大統領が最新の演説で、戦死した兵士の遺族に向けて語った以下の発言である:

「イラクとアフガニスタンで、テロとの闘いで亡くなった我が国の男女は、崇高な使命のために、無欲の内に命を捧げたのだ。」

大統領の言葉に、カリフォルニア州の女性シンディ・シーハンは、怒りを新たにした。出征した息子をイラクで亡くした母親である彼女は、『平和のための戦死兵遺族会(Gold Star Families for Peace)』という組織を立ち上げ、イラク駐留米軍の即時撤退を訴え活動している。

「崇高な使命とは一体何のこと?」この疑問の答えを、大統領に直接会って問いただすために、シンディ・シーハンは、大統領が夏休みを過ごしているテキサス州クロフォードの牧場前にやってきた。だが大統領は彼女と会うつもりはないと言う。大統領側近達の説明に納得できない彼女は、その場で待ち続けることにした。

cindysheehan

ブッシュ牧場前で野営するシンディ・シーハン。怒りと悲しみに揺れる戦死者の遺族に対し、戦争を知らぬ極右タレントたちはテレビで罵る。民主主義も人道性も国内では吹き飛んでしまうのがアメリカ社会なのか。

シンディ・シーハンがブッシュの私邸である牧場前に座り込みを開始してからまもなく、同様の境遇にある全米の両親が続々と支援のために同地に集まり始めた。さらに、遺族に共感した退役軍人達も参加し、その人数は日増しに増加している

戦死した兵士達の遺影を手に、怒りに燃える母親たちは、ジョージ・W・ブッシュと直接会見し即時撤兵を決心させるまで、私邸及びホワイトハウス前で大統領を待ち続けると宣言している。(11日、ブッシュは最新演説でシンディ・シーハンの件に言及したが、イラク撤退についてはいつもどおり拒否した)

一方で、ブッシュを擁護する保守系市民は攻撃キャンペーンを開始し、フォックスニュース等では極右タレント達が、座り込みをする母親を罵倒している

ニューヨークタイムズ紙の連載で人気を博しているモーリーン・ダウドは、同紙の連載コラム最新版で、シンディ・シーハンをとりまく現在の米国の状況について書いている。以下に全文翻訳して掲載。(文中リンク、注釈は訳者による)


お茶も同情もなし?(Why No Tea and Sympathy?)

by モーリーン・ダウド:ニューヨークタイムズ紙2005年8月10日付けコラム


W(ダブヤ)はイラクのことで何一つ満足できずにいる。

テキサス州クロフォードにあるブッシュ私邸の牧場の外では、戦死した兵士の母親が怒りに震えながら、周到に演出された弔意をより好む大統領との面会を求めている。

最新のCNN・USAトゥデイ・ギャラップ共同世論調査によれば、アメリカ国民の大半は、イラク戦争が誤りであり、戦争によってアメリカ合衆国がテロ攻撃に対して脆弱になっていると考えている。つまり、イラクで戦うことで、合衆国本土で国民がテロと戦わねばならぬ可能性が高まっているということだろうか。

昨日、ドナルド・ラムズフェルドは、イランとイラクへの国境地帯で、精巧な爆弾が流通し始めていると認めた。

そして、ローリング・ストーンズは、性的な詩をひと休みして、『素敵なネオコン(Sweet Neo Con)』という反戦ソングを新たにレコーディングした。この曲では、ミック・ジャガーがコンディ・ライスとブッシュを嗜めながら、『あんたは自分のことをクリスチャンと言ってるが、俺に言わせりゃ恥知らずさ♪』と歌っている

月曜日に、N・F・L(全米プロフットボールリーグ)は、ストーンズ、ABC放送と共同で、『Monday Night Football(毎週月曜のフットボール試合番組)』をプロモートすると発表した。愛国心を誇示しがちなN・F・Lは、(政府の)圧力があれば発表を取り消すだろうが、2003年にマドンナが反戦ミュージックビデオの配信を怖気づいて止めて以来、世論はすでに変わっている。これまでホワイトハウスは、兵士を侮辱する行為との口実から戦争批判派を抑圧してきたが、兵士を守るためにどういう計画があるのかホワイトハウス側に説明を求める国民の数は一層増加している。

48歳の、広報活動に才覚のあるカリフォルニア人シンディ・シーハンは、ブッシュ大統領と差し向かいでイラクからの米軍撤退を訴えることができるまで、大統領私邸の牧場の傍の、砂煙舞い上がる灼熱の場所で野営を決行すると話している。シンディの息子ケイシーは、24歳の陸軍特技兵で、昨年イラクのサドルシティで待ち伏せ攻撃により戦死した。

ケイシーの死後2ヵ月後に、ブッシュ大統領は遺族と面会した。陰鬱さと冗談の間を行き来する大統領の当惑ぶりに相対したシーハン夫人は、会見中にブッシュが彼女に対して『お母さん』としか呼びかけなかったのは、息子の名前すら大統領が知らなかったのではという気持ちに至ったと話した。

ブッシュ側のチームは、過去の報道においてシーハン夫人がブッシュを擁護していたとして、その『お母さん』の信用を貶めようとした。もしも彼女の夫がCIA工作員だったなら、ブッシュ陣営はとっくにそれを漏洩していただろう。しかし、仮にブッシュ陣営が『真実のための高速艇母(Swift Boat Moms for Truth)』部隊を送り出したとしても、『真実のためのファルージャの母』が迎え撃っているだろう。(訳注1)

驚いたことに、ホワイトハウス側は、門の外にブッシュを出させて、母親の言葉を聞いたり、お茶に招待する類の、初歩的な待遇すらしていない。しかし、大統領任期中の20%ほどの時間を私邸である牧場で過ごしているブッシュは、5週間の夏休みと毎日2時間のワークアウトに身を隠している。大統領自身は健康になるだろうが、イラクにとっては全く無意味だ。

かつて、これほどまでに世間から隔絶された大統領がいただろうか。強固に管理された環境のおかげで、大統領は自身に異議を唱える相手とは全く直面することがない。大統領は自らを弁護する必要は全くないどころか、それは無礼ですらあるというのだ。ブッシュは決して国民と会うことのないポピュリストで、木の手入れをするような、どこにでも居る人間で、話しかける唯一の相手も木だけというわけだ。ブッシュはテキサスを、自身が原点に帰れる場所として賞賛している。しかし彼は、バルカン、パイオニアー、レンジャーに加えて、テキサスを混乱させているだけではないか。(訳注2)

ブッシュは慰めとして、外交分野における非人道的な人道主義を強調すべく、国家安全保障担当補佐官スティーブン・ハドレーを、シーハン夫人の話し相手として派遣した。ハドレーは、強硬で思いやりのないネオコンで、アメリカを騙して戦争に引きずり込んだ張本人の1人としてまさしく適役であった。

大統領にとって、自身の行動の結果生まれた人的被害から隠れ続けたり、イラクで戦死した1835人の兵士にカーテンを被せて国民感情を管理することは一層困難になっている。1万3,000人以上の兵士が負傷し、その多くは手足を失っている。イラク市民の犠牲者数は、2万5,000人、ひょっとしたらその2倍から3倍を超えているかもしれない。申し分のない信任状を携えた人々が、比類なき道徳的権限の体現者として社会に名乗り出て、ブッシュに挑みかかっている。

イラクに派遣された海兵隊員として、大統領の行為を批判していたポール・ハケットは、共和党が優勢なオハイオ州シンシナティで民主党候補として下院議員に立候補し、先週僅差で落選した。共和党のニュート・ギングリッチは、その選挙を「2006年選挙に向けた共和党への警鐘となった」と評している。

ごく限定的な思いやりを見せるブッシュは、911テロの被害を強調することでイラク戦争を正当化している。大量破壊兵器が開戦根拠として蒸発した際には、大統領は自由を求めるイラク人の人道性を強調していた。

しかし、イラクで戦死した兵士達を埋葬した両親達の道徳的権限が絶対的であることを理解しないならば、大統領の人道主義は依然として無慈悲というほかない。
(以上)


(訳注1:2004年大統領選挙で、ジョン・ケリーの軍歴を中傷するためにブッシュ陣営が発足させたのが『真実のための高速艇退役軍人の会(Swift Boat Veterans For Truth)』。その中傷内容は全てデッチアゲだった。)

(訳注2:パイオニア等の名称はブッシュ再選活動への献金者の献金額ランクのこと)

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08/09/2005

ニュージーランドの大手ピザチェーンが『ブッシュは悪魔』広告を展開

ニュージーランドのオークランドとウェリントンで、人気ピザチェーンの『地獄ピザ(Hell)』が、超過激なビルボード広告を展開し、論争を巻き起こしている。問題となっている看板広告では、ブッシュ大統領の写真に、『地獄(ピザ):悪魔野郎には贅沢すぎる』『地獄(ピザ)にだって規範はある』のキャッチコピーが添えられている。

地獄ピザ広告「悪魔野郎には贅沢すぎる」

ニュージーランド・オークランドのビルボード広告『地獄(ピザ):悪魔野郎には贅沢すぎる』

ビルボード広告『地獄(ピザ)にだって規範はある』

こちらは落書き(?)された広告。『地獄にだって規範はある』


『地獄ピザ』チェーンの奇抜なマーケティングはニュージーランドで大成功を収めているらしく、『地獄ピザ』創業者カルーム・デイビーズ氏は、2005年度ニュージーランド・マーケッター大賞を先月受賞したばかり。現在の『ブッシュ:悪魔野郎』キャンペーンを手がけた『地獄ピザ』メディア担当のマシュー・ブロムフィールド氏の話では、「味気ない退屈な広告の代わりに、論争を巻き起こすようなちょっと危ない広告を意図した」と説明している。

ニュージーランド広告規格協会は、地獄ピザの広告問題に介入するかどうかを近日中に決定する予定であるという。

仮に広告規格協会側が既存広告にクレームをつけることになれば、広告内容の真実性をめぐりさらなる論争を巻き起こすかもしれない。『地獄ピザ』のマーケティング策略は見事というほかないが、駐ニュージーランド米大使館側の今後の対応次第では、危険な騒動に発展するかもしれない。

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04/23/2005

ブッシュと石油と大言壮語

2000年、デトロイトで遊説中のジョージ・ブッシュ大統領候補の発言:

「私なら、OPECにいる友人たちを説得して、(石油の)蛇口を開けさせて供給量を増やしてみせましょう」

"I would work with our friends in OPEC to convince them to open up the spigot, to increase the supply"


2005年、ジョージ・ブッシュ大統領の発言:

「魔法の棒を振るだけで明日にでも石油の値段を下げられるのなら、そうしたいね」

"I wish I could simply wave a magic wand and lower gas prices tomorrow; I'd do that"


OPECに居るはずのブッシュの友人は、一体何処に行ったのだろう?
(source:ヒューストンクロニクル紙2005/04/20付け記事

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04/10/2005

ブッシュ大統領、ローマ法王葬儀で・・・

My Wayニュース2005/04/08付け記事より。以下に記事の一部を翻訳して抜粋:

鐘の音が鳴り響く中、赤いクッションの敷かれた木製のシートに各国指導者たちが着席していった。葬儀開始予定時間の10分前、米国の指導者達が到着した。ブッシュ大統領を先頭に、大統領の父で前大統領のジョージ・H・W・ブッシュ氏、前大統領のクリントン氏が続いた。

ブッシュ大統領は2列目通路側で、隣には彼の妻ローラが着席した。その隣にはフランスのシラク大統領と妻のバーナデットが並んでいる。両大統領は握手を交わした。

葬儀会場に設置された巨大スクリーンにブッシュ大統領の顔が映し出されると、サンピエトロ広場の外に集まった群集の多くがブーイングし、口笛を吹いた(以下略)

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02/15/2005

「息子の声が反戦へと駆り立てる」

ニュージャージーTheTimes紙2005/02/13付け記事より。全文を以下に翻訳して掲載。(文中リンクは訳者による)


息子の声が反戦へと駆り立てる(Son's voice drives war protester)


by カレン・アイルズ記者:ニュージャージーTheTimes紙2005/02/13付け記事


(ホープウェル町):毎晩ベッドに入る前に、スー・ニーデラーは息子に少しだけ問いかける。“今度の反戦集会に出席してもいい?インタビューに答えても大丈夫?”

セス・デボリン陸軍中尉は母親に答える---少なくとも母親の心に---そうすべきであると。

「いつでも息子に言うんです。“私に止めさせたい時は、そう言うか、タイヤをパンクさせてね”」ニーデラーは話す。

1年前の同時期に、ニーデラーは唯一人の息子、イラクの戦闘地区で爆破により24歳で死亡したデボリンを埋葬した。悲しみに暮れる他の家族同様、彼女はその後1年を、壁を叩き、ベッドで泣き、決して授かることのない孫のことを夢想した。

しかし、息子の精神に駆り立てられ、ニーデラーは数々のメディア取材や数え切れないほどの反戦集会でイラク戦争とブッシュ政権を強烈に批判することで、またしても悲嘆に暮れていた。

Niederermarchedrally

行進するスー・ニーデラーさん(画像クリックで拡大)

ホープウェル町に住むこの母親は、彼女の活動に反対した友人1人以上を失い、一度は反戦集会で逮捕されたこともある。しかし彼女は決して後悔せず、活動を止める気もないと言う。

「息子に止めろといわれれば、止めるわ」ニーデラーは語る。「私は私。そしていつまでも私自身でありつづけたいの。誰も傷つけるつもりはなくて、ただ聞いて欲しいだけ」

自身がどうあれ、ニーデラーは人々に、自分が真のアメリカ人であるとわかって欲しいという。