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07/03/2006

恥を忘れた日本人:小泉首相の遠足外交に全米が仰天

狂喜乱舞する小泉首相と戸惑う合衆国の要人達

独自の外交スキルを披露する日本の総理に苦笑いの一同。小泉氏が『監獄ロック』を歌わなかったのは不幸中の幸いだ。同じ日に全米を騒がせたニュースは、例えば『イラク人女性レイプと住民虐殺はイラク駐留米軍兵による計画的犯行』『米連邦最高裁、ブッシュ政権の進めるグンタナモ刑務所囚人への対応を違法と認定』など。米国法の最高権威から戦争犯罪者呼ばわりされ弾劾へまた一歩近づいたブッシュは、とても笑える心境にはない。

ブッシュと小泉、エアフォースワンの機内で談笑

メンフィスへ向かう大統領専用機エアフォースワンで談笑する両国首脳。ちなみに大統領専用機を飛ばす費用は1時間あたり5万6,800ドル(約649万9,340円)。米国民の皆さんへ:あなたの税金が活きている!

メンフィスの名物レストラン『ランデブー』

メンフィスの名物レストラン『ランデブー』でビジネスランチを楽しむブッシュと小泉、そして“地元の有力者”達

基本的に、合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュは世間から嘲笑される資格のある人物だ。自ら宣言するほど勉強が苦手で、大統領向け機密書類も新聞も読まない。スピーチでは単語の発音を間違え、脚本なしで記者の質問に答えれば必ず馬鹿な名文句を残す。自転車に乗ればコケるし、大統領の権限を決めるのは大統領の仕事と思っている。首をすくめて「ケケケ」と笑うこの白人男性は、世界一の“競争社会”アメリカで勝ち昇ってきた人物にはとても見えない。

しかしそれでも、日本の小泉首相と並んで立つと、ブッシュが随分マトモで立派な人物に見えるから不思議だ。

2006年6月30日、合衆国大統領の引率により、日本の総理はテネシー州メンフィスにあるエルビス・プレスリーの私邸まで遠足に出かけた。グレイスランドに到着した小泉は、プレスリーの美しき親族、プリシラ(元妻)とリサ・マリー・プレスリー(娘)に迎えられたのに気を良くしたのか、全米から取材に駆けつけた記者達とカメラの前で、「リサ・マリーさんの肩に手を回しながら“強く抱き締めたい”とプレスリーの歌の一節を語り掛けた」。四国新聞から引用

日本の首相のかくも大胆な『外交活動』を報道で知った全米の女性達は、在米日本企業のセクハラ事件を即座に連想したことだろう。「ブッシュ大統領との親密ぶりをアピール」などと日本の新聞は書いているが、実際には当のブッシュですら明らかに恥ずかしそうだった。

日本の首相がグレイスランドで見せた痴態は世界中で報道されたので、米国以外のメディア関係者からの評判も上々のようだ。例えば、日本に駐在している英タイムズ紙記者、リチャード・ロイド・パリー氏は特派員ブログでこんなことを書いている(強調は訳者、以下同様)

メンフィスでの狂気の意味

昨日、ブッシュ、ローラ夫人、プレスリー母娘と共に小泉純一郎がエルビスの聖地グレイスランド巡りをした本当の意味が、私にはどうもはっきりしない。(同僚のティムがタイムズ紙でおどけた記事を書いている)赤面すべきか讃えるべきか、ガッツポーズをとるか両手で自分の顔を覆うべきだろうか?(中略)“純ちゃん”の無自覚な、政治の世界以外の事柄に対する情熱は賞賛できる。総合的にみて、率直な振舞いと、仕立ての良いグレイスーツ、謎めいた超然たる雰囲気の彼は、堂々たる人柄といえるだろう。しかし昨日のあれはちょっと・・・リサ・マリーとプリシラも困惑気味だった。(中略)今後、数百万人のアメリカ人が小泉純一郎に対して抱く唯一の記憶は、エルビスを歌う不気味な日本人ということになるだろう。
(以下略)


ニューヨークタイムズ紙の人気女性コラムニスト、モウリーン・ダウドも、7月1日付け連載コラムでメンフィスの件について以下のように書いている:

小泉純一郎は興奮してトランス状態にあるようだった。ジャングルルームにある滝の傍に立ち、プリシラ、リサ・マリー、ローラ夫人とジョージが見る中、64歳になる日本の指導者は痩せてた頃のエルビスのギターと、肥ったエルビスの空手チョップを演じた。

小泉はエルビスの大きすぎる金縁サングラスを掴むと、一行を案内した管理者が白手袋を手に心配そうに見守る中、即座にそれを装着した。そして勇敢にも、強いアクセントで“Love Me Tender,”“Can't Help Falling in Love With You,”“Fools Rush In,”“I Want You, I Need You, I Love You,”と歌い、あげくの果てに“Glory, Glory, Hallelujah”とやりたい放題、ついにはプリシラ・プレスリーも『カラオケ機械が要るわね!』と叫んだ。さらに小泉は、自分の妄想版『ビバ・ラスベガス』のアン・マーグレット役にリサ・マリーを演じさせるために、彼女に近づいて“Hold me close, hold me tight”と囁いた。

「まるで夢みたいだ」小泉は浮かれて言った。

同盟国をもてなすよりも叱咤することに多くの時間を費やすブッシュ・チェイニー政権の陰気な暗闇の中にあって、こんなに幸せそうな人物は他に思い出せない。(中略)東京から来た興奮しすぎの客人をブッシュ大統領が制止しようとする一幕もあったが、小泉は止まらなかった。(中略)ブッシュ氏の小さな仲間で、イラク戦争擁護派である小泉氏、トニー・ブレア、シルビオ・ベルルスコーニが世界の舞台から退き、同盟国がイラクから撤退する中、エルビスの晩年同様に大統領もやがて孤立することになる。残りの任期と歴史を通じて、どうやらダブヤの『ハートブレイクホテル』はバグダッドになりそうだ。


ワシントンポスト紙のピーター・ベイカー記者は、7月1日付記事の冒頭から渾身の皮肉を込めて書いている:
ブッシュ、小泉を連れてグレイスランドへ

突進するのは愚か者だけ』と賢人が言うなら、この日、少なくともブッシュ大統領は賢人の忠告に従ったことになる

日本の首相である小泉純一郎を、今ではメンフィスの国家最重要観光地である場所に友人として連れて行くのは一興であった。しかし金曜日に、ウェーブのかかった髪を持つ日本の指導者がエルビスの歌を囁き始めると、大統領は一歩引いた。(以下略)

米国の高級紙であるワシントンポストの記者から見て、靖国問題により米議会での演説を敬遠された日本の首相は“fool”でしかないのだろう。

主権在米経済

主権在米経済-「郵政米英化」戦記』元自民党議員で新党日本代表代行、小林興起氏の傑作。

ところで、日本の政治家は度々遠足のために合衆国へ出かけるが、個人的な『仕事』だけはコッソリとこなしているらしい。グレイスランドを出た小泉とブッシュは、メンフィスの有名スペアリブレストラン『ランデブー』で、地元の名士を交えてバーベキュー料理を楽しんだ。郵政民営化を達成した日本の首相とランチを共にしたメンバーには、フレデリック・スミス氏-メンフィスに本社を構えるフェデラル・エクスプレス社CEO含まれていたようだ

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04/14/2004

小泉とブッシュ、頭脳まで共有?

テロとの戦いにおいては、味方につくか、敵にまわるかの、どちらか一方しかない。」

(You are either with us or you are against us in the fight against terror.)

---ジョージ・W・ブッシュ、同時多発テロ後、東欧諸国首脳とのビデオ会議中に発言(2001年11月6日)---


「誘拐は許されざる犯行だ。その言い分に味方するような言動は慎むべきだ。」

---小泉純一郎、イラク日本人人質事件の犯行グループを首相が「テロリスト」と呼んだために人質解放が遅れているとの見方があるという記者に対する発言(毎日新聞:2004年4月14日)---

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02/23/2004

ブレアがブッシュのプードルならば

ロスアンゼルスタイムズ2004/02/18の記事(commondreamsの転載ページ)より。

もしブレアがブッシュのプードルというなら、小泉首相はブッシュのコッカー・スパニエルだ

このような比喩は犬たちに失礼である。

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12/31/2003

日本がイラク債権放棄:CNNが見た小泉首相

日経新聞2003/12/29の記事より、アジアの経済大国リーダーの頼もしい言葉を引用しよう。

「日本もかなりの債権放棄を行う用意がある」
あれま。小泉さん、あんたを見てるとサラリーマン時代に遭遇した上司を思い出すよ。その人物は米国本社からディレクターが来日する時だけ、わざと英語がしゃべれない部下ばかり集めてミーティング、白人上司に思いつきのストラテジーを耳打ちしながらありもしないリーダーシップを偽装したかと思うと、日本人だけの時には「俺は雇われ社長だからサ」と方針も責任も部下に丸投げ。成果があれば本社に自分のお手柄としてレポート。失敗があれば部下の責任。「キャリアパス」が口癖の団塊オヤジだった。

つまり、そういうことなのだ。日本はもはやコーポレートアメリカのFC店舗で、気前のいいATMマシンも設置済みのコンビニで、小泉首相など雇われ社長にすぎない。

・・・冷静になってアメリカの反応を見てみよう。日本のイラク債権放棄を伝える米CNNの2003/12/28の記事を見て欲しい。どう考えてもムチャな要求をされてるのに、「世界19の債権保持国中、最大の債権国首相」は、借金踏み倒しの依頼に対して、いきなり薄ら笑いで対応している。ヘッドラインのニュアンスは「日本は“喜んで”イラク債権を放棄」。CNNは日本の対応を明らかに気味悪がっているのではないか(もしくはおちょくっている)。

ホワイトハウスに「お手!」と言われて右手を差し出す前に、最近の買物の支払い条件とか、日本のご近所付き合いとか、日本がアメリカと条件交渉すべきことはゴマンとあったのだ。息子のCM出演交渉が激減したからといって、小泉首相が弱気になる必要はないではないか。

「他国は債権放棄に同意」なんてベーカーの話を額面どおり受け取ってはいけない。何度も申し訳ないが、前もって神崎代表(日本のジェームズ・ボンドと呼ばれる海外調査のプロ)に各国の意向を確認させるべきだ。なぜなら、他国は「一部を放棄」と表明しているだけでまだ交渉中なのである。ヨーロッパ各国は「最大の債権国」日本の対応を見て少しづつ時間をかけて次の交渉に臨むつもりでいたのだ。交渉が長引けば、弱い立場になるのはホワイトハウスである。彼らの最近の行動を見て欲しい。自身の財政危機を乗り越えるために、嫌いなはずのライバルのご機嫌をとったりしているではないか。

それに債権交渉の進捗状況がどうであれ、イラク国民に迷惑はかからない。日本は「イラク国民の生活を直接支援するために」自衛隊を派遣すると決定したばかりだ。それとも自衛隊派遣はイラク国民を困らせるような「別の目的」があったというのだろうか?

ところでイラクの債務支払い能力を飛躍的に回復させる方法がある。イラク天然資源の事業管理を、完全にイラク国民の手に委ねるのだ。もともとイラク国民の財産ではないか。世界各国はイラクとの資源取引について、ハリバートン社の窓口相手ではなく、イラク国民と直接交渉すればよい。アメリカ兵は故郷に帰って失業手当の列に並ぶことになるが、どのみちイラク勤務で金を稼ぐのは上の方のスーツを着た連中だし、砂漠の上で死ぬよりマシだ。イラク国民もこれ以上撃たれずにすむ。

ヨーロッパもロシアもアジアも、そして国連も、喜んで日本のアイデアに賛同するだろう。米CNNには世界の笑顔(そして、米兵士の家族の笑顔)を掲載させてやろう。雇われ社長の曖昧な笑顔よりずっといい。

米軍のイラクからの早期撤退とイラク国民への資源の開放---それこそ日本が支援・債務交渉において提示すべき交換条件だったのではないか。

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