恥を忘れた日本人:小泉首相の遠足外交に全米が仰天

独自の外交スキルを披露する日本の総理に苦笑いの一同。小泉氏が『監獄ロック』を歌わなかったのは不幸中の幸いだ。同じ日に全米を騒がせたニュースは、例えば『イラク人女性レイプと住民虐殺はイラク駐留米軍兵による計画的犯行』『米連邦最高裁、ブッシュ政権の進めるグンタナモ刑務所囚人への対応を違法と認定』など。米国法の最高権威から戦争犯罪者呼ばわりされ弾劾へまた一歩近づいたブッシュは、とても笑える心境にはない。

メンフィスへ向かう大統領専用機エアフォースワンで談笑する両国首脳。ちなみに大統領専用機を飛ばす費用は1時間あたり5万6,800ドル(約649万9,340円)。米国民の皆さんへ:あなたの税金が活きている!

メンフィスの名物レストラン『ランデブー』でビジネスランチを楽しむブッシュと小泉、そして“地元の有力者”達
基本的に、合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュは世間から嘲笑される資格のある人物だ。自ら宣言するほど勉強が苦手で、大統領向け機密書類も新聞も読まない。スピーチでは単語の発音を間違え、脚本なしで記者の質問に答えれば必ず馬鹿な名文句を残す。自転車に乗ればコケるし、大統領の権限を決めるのは大統領の仕事と思っている。首をすくめて「ケケケ」と笑うこの白人男性は、世界一の“競争社会”アメリカで勝ち昇ってきた人物にはとても見えない。
しかしそれでも、日本の小泉首相と並んで立つと、ブッシュが随分マトモで立派な人物に見えるから不思議だ。
2006年6月30日、合衆国大統領の引率により、日本の総理はテネシー州メンフィスにあるエルビス・プレスリーの私邸まで遠足に出かけた。グレイスランドに到着した小泉は、プレスリーの美しき親族、プリシラ(元妻)とリサ・マリー・プレスリー(娘)に迎えられたのに気を良くしたのか、全米から取材に駆けつけた記者達とカメラの前で、「リサ・マリーさんの肩に手を回しながら“強く抱き締めたい”とプレスリーの歌の一節を語り掛けた」。(四国新聞から引用)
日本の首相のかくも大胆な『外交活動』を報道で知った全米の女性達は、在米日本企業のセクハラ事件を即座に連想したことだろう。「ブッシュ大統領との親密ぶりをアピール」などと日本の新聞は書いているが、実際には当のブッシュですら明らかに恥ずかしそうだった。